家だね、我が家だね ページ6
橙side
橙「……。」
赤「落ち着いたでしょうか…」
紫『ごめんごめん、お騒がせしました』
橙「誰のせいやっちゅうねん」
大毅を家に案内すると、突然連れてきたことにはびっくりしてたけど快く承諾してくれた。それに関しては別に良かったけど、俺が中で手洗ったり色々してる間に、こいつは今まで俺が折角黙ってた妖怪と鬼についてをベラベラ喋りやがった
橙「…まあ、一旦置いといて。大事なのはこっちやな」
赤「…ぁ……そうや、いや…そんな、解決して欲しいとか深く考えて無かったんすけど」
大毅は俺らに、今までの生活や今の状況を事細かに話した。所々は幼子の記憶から拙いとこもあるけど、俺にとっては、一人で無理くり生きてきたことへの誇らしく嬉しい気持ちと、一人にさせたことへの申し訳なさでいっぱいになった
赤「っとにかく!智洋さま、今ぼろぼろなん!俺が智洋さまに出会う前みたいに!俺が、支えられるぐらい強くならなあかんねん!」
紫「強く……なぁ。」
俺の後ろにおったそいつが、大毅の前に屈む
フワッとくる
この、妖気
赤「…っ……ひゅっ……ひゅーっ……」
橙「っおい!!」
紫「…そんなんじゃ護れるもんも護れへん。」
額に指を置かれた大毅はバタンと倒れる。口からは微かな息だけが漏れて、体は小刻みに痙攣しだした
なんで…さっきまで普通で…!
あの穏やかな笑顔は既に消え、前を向いた時にはそいつは酷く冷たい表情をしていた
紫「妖が強くなるという事がどういうことかわかるか?ものを極めて線引きを超えたら、簡単に人を殺せる。
妖怪の世界は、そうそう単純やないで。覚悟あるか」
赤「あります。
俺に、教えて欲しい。…教えてください」
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ニョロモ(プロフ) - そのこさん» えええこちらこそJWだけじゃなくてQKのやつも読んでます…!そんな可愛い案があるんですねよく思いつきましたありがとう。あにまるせらぴーをひらがなにしてるところ1ポイント(?)。時間かかるかもですけどぜひ書かせて貰いますね〜 (9月5日 20時) (レス) id: 73f4cb0971 (このIDを非表示/違反報告)
そのこ(プロフ) - 1作目から一気見しました大好きです…(合掌)遙か先になっても大丈夫なので、お久しぶりのばどのターンが見たいです!(ばど推し)桐山くんが調子悪そうな時に九尾の力を使いこなせるようになった淳太くんがあにまるせらぴー(流星風)してたら可愛いかなと思いまして…! (9月5日 19時) (レス) id: e5755da676 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - sy1111さん» 弟助けるお兄ちゃん達めっちゃいいですねー!!やってみます!過去編も相まって結構かかってしまったらすみません…! (8月24日 23時) (レス) id: 7ad21053e9 (このIDを非表示/違反報告)
sy1111(プロフ) - いつも楽しく小説を読まさせていだいています.。o(♡)あの全然何時でもほんとに大丈夫なのでいつか弟組が窮地に陥って兄組が妖怪の力本領発揮で助けにくるみたいな話が主様の小説で読みたいです!これからも応援しています! (8月24日 4時) (レス) id: 6ad7fd250a (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ミーツさん» えへへへへどうしても不機嫌な重岡さんとこたしげの絡みを書きたかったんだぜ。あと前髪グチャってする流星くんも。こういう系私も好きー! (8月14日 21時) (レス) id: 73f4cb0971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニョロモ | 作成日時:2023年6月17日 0時