照猫画虎 ページ47
紫side
急いで望の元へと向かうと、そこには服の布を銜えた獣が四つん這いで立っていた。
奥の檻を壊して、株の蓋を無理やり外して急いで引き上げると、最後の力を振り絞って元の姿に戻る。髪に水滴を垂らしながらふらふらで歩いてくる体を慌てて支え、よく見るとあちこちから血も流れてた
青「……赤ちゃん、はなってない。ちっこいけど…」
紫「のぞむっ…ッ…！」
何やらの水の効果でこんな昔に戻されて、流星の言う通り赤ん坊ほどでは無いけど、所々の体が縮んでアンバランスで痛々しい
紫「……のぞむ、ごめんな。いる事が当たり前すぎて…改めて気づいた」
桃「……。」
紫「……望が消えて、流星も帰ってこなくなって、…ほんまに怖かった。っ…こんな怖いんやな……気づくの遅くてごめんな……」
小さい体を抱き上げて、ふっくらな桃色のほっぺを撫でる。子供の頃から変わらん可愛らしい顔。でっかい口開けて笑って、笑わせようとおもろい事言って。甘えん坊で、かまってで、真面目で、大型犬みたいな子猫くん
青「…………あ、」
紫「へ？」
青「ふんっ！」 紫「へえ！？」
すっかり疲労困憊してぐったりだった藤井くんが期待に満ちた目で復活！俺の着物の胸元を力任せに思いっきり広げてきた
と思えば赤ちゃんをその胸元にしまって着崩した物を直していく
………え？
青「望、�陲舛磴鵑瞭�い好きやろ。こうしたら思い出すかも」
紫「ぇ……ああ、…」
「いつか懐入る！」言ってたな…いや、でも…俺の匂いなんかで…
青「のぞむー、みんな待ってんねんで。しげも、淳太も、照史も、神ちゃんも、俺もやでー
お前はあの三人も見てんねんから。今までの家族も、今の家族も、みんな。小瀧望が大事なんやで〜」
まるでお腹の中の胎児に話しかけてるみたいに、頬を引っ付け着物の上から優しく撫でる。俺も負けずに、ずっとこの子に話しかけた
戻ってこい、戻って、一緒に帰ろう。俺たちの家に
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桃「……………は、………ちゃ………」
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ニョロモ(プロフ) - ミーツさん» 小瀧さん過去編リクの方！いやほんとずっとお待たせしてしまい申し訳ないです😵💫ちびのん私もお気に入りです！ (5月24日 7時) (
レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - sy1111さん» やった〜〜！本当に長らく続いてこれからも長々と続くと思います笑。またコメント待ってますね〜！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - そらさん» ありがとうございます〜！期待に応えられるように励みますね！それとそらさんの作品も素晴らしいです！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - よつばさん» とてつもない褒め言葉頂いてた…！文書書くのって難しいですよね。私もまだまだ模索中です笑そのコメントからでも十分素敵な語彙をお持ちだと思いますよ☺️もし、物語を書く予定がありましたら楽しみにしております！ありがとうございました！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ミーツ(プロフ) - 小瀧君のお話とっても面白かったです！！！これからのお話も楽しみです！ (5月24日 6時) (レス) @page50 id: 14a6943df6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2023年2月21日 0時
