照猫画虎 ページ42
青side
桃「ま、待ってっ、りゅうせい帰ってきたって、みんなに言わな、!」
青「よく見ろ!!どう考えても違うやろ!」
望を抱えて暗闇の中を走り出す
俺を、いや望が逃げてるとに気づいたあの鳥は、大きな翼を広げて追いかけてくる
望は望であれが母親だと言い張り、俺の腕の中で暴れているあれをどう人間と見なしてるのか俺には全く分からん。強い幻覚に惑わされてるのは確かやな
あと、自分を人間の小瀧望やって信じてる幻覚も
青「望、思い出せ。ここはあの家じゃない。お前の住んでるとこでも、思い出の公園もない。」
桃「りゅ、せい…?」
青「お前は高校生の頃に家族と一緒に妖怪に殺されて死んだ。もう子供でもないし、人間でもない!」
桃「………なんっ、でそんなこと言うん…!?」
青「望、聞けっ」
桃「いやや!いやなこと言うりゅうせいきらい!!!」
青「ぁ、おい!!のぞむ!!!」
やばい…!酷く暴れられて、つい落としてしまった。尻餅をついたかと思えば直ぐに逆方向に走ってく
俺が大人のままやったらもっとしっかり持てたものの、子供の細腕と短い長さじゃ支えきれなくて簡単に離してまう。
そもそも今まで子供だった奴が急に姿を変えたら今の、人間の望が更に混乱するだけや
ってか、早くあいつを止めな…!
青「待てって!!」
桃「うわっ!はーなーしーて!」
青「だから聞けって…っ……」
………あれ、?
青「なんか…さっきよりからだ、軽く……」
桃「……おかんが、よんでる」
青「…え?あかん行くな!」
桃「はなしてっ!!」
"わたしのこどもに、らんぼうするのは、だァれ?"
青「ぐあっ、!」
嘴が腕に突き刺さり、掴んでた手を離される。じくじく血が滲んできて腹を汚していった
怖がる望を…早く落ち着かせな……そう手を伸ばした先には、あの大きな鳥はおらず
随分女性らしい、まるで母親のような優しい笑みを浮かべた女性がそこには立っていた
…やっぱりな
青「……望を子供に戻したのはお前やな!
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ニョロモ(プロフ) - ミーツさん» 小瀧さん過去編リクの方!いやほんとずっとお待たせしてしまい申し訳ないです😵💫ちびのん私もお気に入りです! (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - sy1111さん» やった〜〜!本当に長らく続いてこれからも長々と続くと思います笑。またコメント待ってますね〜! (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - そらさん» ありがとうございます〜!期待に応えられるように励みますね!それとそらさんの作品も素晴らしいです! (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - よつばさん» とてつもない褒め言葉頂いてた…!文書書くのって難しいですよね。私もまだまだ模索中です笑そのコメントからでも十分素敵な語彙をお持ちだと思いますよ☺️もし、物語を書く予定がありましたら楽しみにしております!ありがとうございました! (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ミーツ(プロフ) - 小瀧君のお話とっても面白かったです!!!これからのお話も楽しみです! (5月24日 6時) (レス) @page50 id: 14a6943df6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニョロモ | 作成日時:2023年2月21日 0時