紛い者なりにそれなりに ページ18
紫side
「急げっ、こっちや！」
紫「……。」
ほれ、言わんこっちゃない
人間たちへ説法を終えて貰った金を数えていると、どこかの店から飛び出して行く少年の二人組
あれから結局、あいつは集落を抜け、街の裏で出会ったゴロツキと盗みに手を染めている
八の字眉を釣り上げて、ウザったい髪を縛り上げて。立派なヤンチャ兄ちゃんの出来上がりや
紫「……お前のせいやで、�霤朕鰺機�
あの時助けず、放っておいたら
前科もつかんまま、綺麗な人間のまま死ねたのに
ったく、ほんまめんどくさいわぁ
.
.
紫「はぁ！？！？引っ越した！？」
ちょっと。俺が遠くで目を離した隙に
あいつは知らん人に拾われて遠くの家に住み移ったと
いや、盗みがバレて捕まって、大人しくここで働かされてるのしっかり確認したから、
ちょっとぐらいええやろ思って…っああああ！勝手に！
「僧侶様なんかが、あいつとどのようなご関係で…？」
紫「えぇ？あぁ〜〜いや、ちょっと、世話になりまして……そや！お礼がしたいから、その子の家なんか、教えてもらえたりしませんかね…？」
「さぁー、客の家なんてねぇ。常連さんでもなしに…」
紫「ですよねぇ……ありがとうございます。また調べますわ！」
ちっ、くそ。場所分からんだら何も始まれへん
またあのおっちゃんに聞くか、、いやいくら鬼の子でもただの子供逐一知っとるとは思えへんし…
「はい〜、、あっ！あいつにあったら伝えてください！
精々泥でも土でも食って、生き延びろよって」
紫「………、……ほぉ…………せいぜい、な」
あぁ…ええなぁ
こういう人間、嫌いやないで
自業自得の言葉さえ知らん、きっと足を引っ掛けただけで泣き喚くんやろな
そういう奴に、転ばすだけやなくて
頭を地面に叩きつけんのが、俺は大好きなんやから
紫「…土でもって…ほんなら、今から教えてあげましょか」
「は？」
紫「ほら、俺の目……よう見てみ？」
店内には三人、俺の言う通り素直に眼を覗き込んでくる
っ、あぁ…また心臓が痛い
…煩いなぁ
紫「……これは報いなんやから…」
.
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ニョロモ(プロフ) - ミーツさん» 小瀧さん過去編リクの方！いやほんとずっとお待たせしてしまい申し訳ないです😵💫ちびのん私もお気に入りです！ (5月24日 7時) (
レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - sy1111さん» やった〜〜！本当に長らく続いてこれからも長々と続くと思います笑。またコメント待ってますね〜！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - そらさん» ありがとうございます〜！期待に応えられるように励みますね！それとそらさんの作品も素晴らしいです！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - よつばさん» とてつもない褒め言葉頂いてた…！文書書くのって難しいですよね。私もまだまだ模索中です笑そのコメントからでも十分素敵な語彙をお持ちだと思いますよ☺️もし、物語を書く予定がありましたら楽しみにしております！ありがとうございました！ (5月24日 7時) (レス) id: f25e12ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ミーツ(プロフ) - 小瀧君のお話とっても面白かったです！！！これからのお話も楽しみです！ (5月24日 6時) (レス) @page50 id: 14a6943df6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2023年2月21日 0時
