とあるメイドの恋事情【尾関光希】2 (ページ17)

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67話ページ17

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博「挽回のチャンス…？」

『まだ副院長になる可能性はあるので頑張って下さいと』

楠「熱い伝言をお預かり致しました…！！」

小「ま、クリーニング屋の言うことですから、過度の期待はなさらない方が宜しいかと」

博「話を聞きたいから今すぐに家に呼んでくれないか」

博文様がお帰りになられたので、今朝の出来事をお伝えする。小岩井さんは納得のいかない顔をしていたが、言うことは聞くしかない。急いで夕食に招待して手毛綱様を席に通した

北沢家の中は基本公開されてない。ご招待されるのは会長や役員などのお金持ちだけ

そわそわ落ち着かない様子で席に座った手毛綱様。帰りも送ってもらえると知ったと思えば小岩井さんにワインをお願いした

小「………だああああああああああああ！！！！」

楠「うあああ！！？？」『…！？！？！？』

デザートのフルーツを楠木と飾っていると小岩井さんがズカズカ帰ってきて冷蔵庫を開けて叫びを収める

どうやら北沢家から求められている状況にふんぞり返った彼に偉そうに命令され、仕舞いには部外者と追い出されたらしい

小岩井さんがこんなに気性が乱されているのは初めて見た

因みに、以前博文様がやらかしたペットのジョンを使った副院長選抜方法の件だが、単なる噂らしい

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小「………んああああ"ああああ"ああああ！！！！」

楠「………。」『………。』

手毛綱様が有益な情報を持ってきたとの事で、再びに招いた夜。再び小岩井さんは冷蔵庫に憤慨を吐き出した。このままテーブル係を任せていたら手毛綱様の後部をグラスで叩き割りかねない

楠「Aさん！秀作さんが手毛綱さんを送った後にもう一名いらっしゃるらしいのですが…」

『私がお出迎えするから、楠木は小岩井さんを宥めて』

楠「了解しましたっ！」

『それでは、…小岩井さんそれ料理酒！！』

楠「やめてください〜！！」

本当に大丈夫なんだろうか…

使用人の同伴は禁止だから内容も分からないし、今からのお客様だって把握出来ない

『ではお客様がいらっしゃった後、私は奥に控えますので、何かありましたらベルの方でお呼びを』

博「いや、Aもここに置こう。成功率が高まる」

『……はい？』

秀「A、、ごめん。」

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