神様の落し物 ページ6
青side
修行に夢中になりすぎたのか
授業をサボって下の様子を度々見てたら、
主様の死に立ち会えたんかな
…最後に、会わせてくれてもええやん
青「…あれ、…なんで、泣いとんの？」
桃「…っ……」
猫くんは、俺の話を鼻をすすりながら聞いていた
俺がそう投げかけると、ちょっと睨んで
桃「…お前が泣かんから…代わりに泣いてんねんっ！」
青「おわっ……ありがとう。」
抱きつかれて、強い力で腕を背中に回される
俺の肩に顔を埋めて、俺の名前を何度も呼ぶ
…これじゃ、慰めとるの俺の方やん
でもなんかほっとけなくて
しばらく何故か懐かしい温もりに身を任せた
桃「うぅ〜…りゅうせぇぇ……」
青「流星やでー、よしよし…。……落ち着いた？」
桃「ん、…ずっ………りゅせいも、落ちついたな」
青「俺が？」
桃「だって………雨、やんだ。」
青「…あっ、」
空を見上げると、雲と雲の間に、
きれいな青が覗いていた
なんで、、止めれたことないのに
ぎゅっ
不意に感じる、右手の柔い温もり
その猫は、頬を桃色に染めて微笑んだ
桃「流星はひとりじゃない。俺がおるから、お前もおれ！
そしたら二人で二倍の幸せや！！」
紫「おったぁ〜〜！」
桃「あっ！はまちゃー！！」
声のした方を振り返ると、傘を閉じたあの家の三人
ちょっと疲れてそうな濱ちゃん？の上に猫くんが飛び乗った
あっグギっていった。腰抑えた…
赤「田舎やからって舐めてた…めっちゃ探したんやからな！」
緑「疲れたぁ…」
橙「背中乗るか？」
緑「ううん。へーき」
桃「なぁなぁ流星も家住ませてええ？住みたいって言っとった」
いや言ってないけど。
濱ちゃんさんは少し考えて、膝を曲げて俺と目線を合わす
橙「年中やっかましいで？」
赤「休む暇なしで驚かせたる！」
緑「家事も分担。きちんと仕事もしてもらうで？」
桃「俺がかまって欲しい時にかまえ！」
紫「主様によく似た人間ともほぼ毎日顔合わせる事になる。
それでも、来るか？」
青「……行きたいっ！」
どこか寂しい夜空でも、雨降りで曇り空でも、
いつか夜が明け陽は昇り、晴れ渡り虹も出る
.
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ニョロモ(プロフ) - あおさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました (2023年4月13日 0時) (
レス) id: 76c24c0989 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 幸せはいつも、3つ目。しげsideなら、赤なのでは。 (2023年4月11日 23時) (レス) @page13 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - この度はリクエストに応えてくださりありがとうございました！お礼が遅くなり大変申し訳ありません；；個々が未知の妖と闘うバトル感や冒険感、緑赤の絆が感じられてとても楽しく拝読させていただきました！これからも更新楽しみにしております^^ (2022年7月29日 20時) (レス) id: 03b3f16d34 (このIDを非表示/違反報告)
camokinoko(プロフ) - コメント、リクエスト失礼します。小噺として、妖怪達それぞれ、淳太君の1日を読んでみたいです。何気ない日常が少し覗けたら大満足です。山もなく日常系なので、作者様が気乗りしなければ全然大丈夫ですので、検討して頂けたら幸いです。 (2022年7月9日 11時) (レス) @page48 id: 636c89ef1d (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいております。どのお話も面白くて大好きです。もし可能であれば�陲舛磴鵑寮蟻里�何なのか気になっているのでその辺りのお話を読めたら嬉しいです！無理せずお時間と気が向いたときに良ければよろしくお願いいたします (2022年6月30日 7時) (レス) id: d4a8417d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2022年5月22日 22時
