惡な二人 ページ37
橙side
はぁ…
自分の部屋に戻って扉を閉めた瞬間、座り込んだ
言ってもうたぁ…、でも今回は俺別に悪ないし
結構な高さがあった太い枝におるとこを発見しただけでも血の気が引いたのに、真っ逆さまに落ちてくんやもん
全速力で走ってめいっぱいに両腕を広げて抱きしめた
細っこい身体の腕の中では子猫が呑気に鳴いていて、それを見たあいつも安心して笑っていた
こんなん、、心臓いくつあっても足りんわ
淳太くんのお母さん、今までの子育て大変やったでしょ
緑「あきとー、」
橙「はぁい、、どしてん二人で……流星、顔。」
青「ん。」
眉を下げた神ちゃんと目玉焼きのソースを口につけたままの流星が来た。
橙「で、大方崇裕に言われて仲直りさせる説得ってとこか」
緑「…えへへ、ご名答。入っていい？」
橙「ん。どーぞ。」
中に招き入れると、神ちゃんは床に座り、流星は立ったままキョロキョロしている
緑「淳太も、きっとわかっとると思うから」
橙「うん、でも今回は俺から謝るのは違うやろ。あの子が反省してもらわんと、」
青「なぁあきとー、これなにー？」
橙「お前はマイペースやなぁ」
壁にかけてある三線を興味深そうに見つめる。流星の前に持っていき弦を鳴らしてみた
ポロン、ポロン
…天気もええから音もええ筈なんやけどな
青「うんしょっ、、もっと弾いて。」
橙「んー？ええよぉ。もんちもおいで、」
緑「お、おん。」
胡座をかいた膝の上に二人を乗せて両腕で抱き抱える。
ははっ、軽いなぁ。
ポロン、ポロン、
橙「ふんふん〜、ふふふふーん…」
緑「…良い歌やな。海が見えてくる歌」
青「もっと歌ってー、」
橙「はいはい、、」
こいつら、本来の目的忘れとるな…
弦を弾きながら、歌詞を口ずさみ、小さく揺れる二人を見ながら思い出す
今日は天気がいい
ちょっと昔からことを思い出してみるか
.
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ニョロモ(プロフ) - あおさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました (2023年4月13日 0時) (
レス) id: 76c24c0989 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 幸せはいつも、3つ目。しげsideなら、赤なのでは。 (2023年4月11日 23時) (レス) @page13 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - この度はリクエストに応えてくださりありがとうございました！お礼が遅くなり大変申し訳ありません；；個々が未知の妖と闘うバトル感や冒険感、緑赤の絆が感じられてとても楽しく拝読させていただきました！これからも更新楽しみにしております^^ (2022年7月29日 20時) (レス) id: 03b3f16d34 (このIDを非表示/違反報告)
camokinoko(プロフ) - コメント、リクエスト失礼します。小噺として、妖怪達それぞれ、淳太君の1日を読んでみたいです。何気ない日常が少し覗けたら大満足です。山もなく日常系なので、作者様が気乗りしなければ全然大丈夫ですので、検討して頂けたら幸いです。 (2022年7月9日 11時) (レス) @page48 id: 636c89ef1d (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいております。どのお話も面白くて大好きです。もし可能であれば�陲舛磴鵑寮蟻里�何なのか気になっているのでその辺りのお話を読めたら嬉しいです！無理せずお時間と気が向いたときに良ければよろしくお願いいたします (2022年6月30日 7時) (レス) id: d4a8417d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2022年5月22日 22時
