無力の人間 ページ27
赤side
黄「ん、そろそろ帰ろかな」
時刻もいい頃合い、時計を見た淳太は荷物を纏めてまた玄関に向かった
そしていつもの様に送る俺たち
…ただ今日は違って、�陲舛磴鹵�が行ったのち、俺を先頭に後を追う
赤「よしっ、行くぞ」
橙「…………なんでお前らこんな尾行慣れてんの？」
桃「ぎくっ…」
赤「ふ、普段の避難訓練の賜物やな」
橙「おぉ…そうなんか。」
神ちゃんのバイトは絶対教えたらド叱られる…！
あれは四人の中の秘密だって決めたんや
暗闇の影を利用して、上と後ろと横から。
�陲舛磴鵑半蘆未鮓鬚┐覆�ら歩く淳太はやっぱりいつもの淳太で
うん、何の変哲もない淳太や
コケたらおもろいのにな〜なんて想像してたら
黄「…っ…………。」
�陲舛磴鵑�じゃあな。と言って山へ戻り、あいつが岡の範囲を超えた途端
脱力したように座り込んだ
全員が固まって、手を差し伸べようか迷ってた中
淳太は何事もなかったかのように立ち上がり、真っ直ぐ歩く
本当に、真っ直ぐ。
深い水溜まりの上も、目の前に大きな枝があっても構わず
蜘蛛の巣もよけずに直進していく
もちろん草は肌を切り、足場の悪い場所からは雪崩落ちる
なのに、淳太は無反応でただただ真っ直ぐ進む
…酷い汚れや怪我はこのせいか。
青「…どういうことや、」
緑「手足に力が入ってない…？」
橙「決められた道しか進めん機械みたいやな…」
正しく奇妙
俺らはその光景に冷や汗が伝うのを感じた
淳太は自分家に到着すると戸を叩く
あれ…？鍵持ってる筈やろ？
ガチャ
「あっ、淳太！おかえり、今日はいつもより早く」
黄「……。」
「…あ、待って！」
無反応。おかんの言葉も無視して中に入り、そのあとは倒れるように布団で眠りについていた
紫「………あんなの、淳太やない。」
寝顔までもが、ただの死人の様に思えた
.
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ニョロモ(プロフ) - あおさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました (2023年4月13日 0時) (
レス) id: 76c24c0989 (このIDを非表示/違反報告)
あお - 幸せはいつも、3つ目。しげsideなら、赤なのでは。 (2023年4月11日 23時) (レス) @page13 id: e2c1a012e2 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - この度はリクエストに応えてくださりありがとうございました！お礼が遅くなり大変申し訳ありません；；個々が未知の妖と闘うバトル感や冒険感、緑赤の絆が感じられてとても楽しく拝読させていただきました！これからも更新楽しみにしております^^ (2022年7月29日 20時) (レス) id: 03b3f16d34 (このIDを非表示/違反報告)
camokinoko(プロフ) - コメント、リクエスト失礼します。小噺として、妖怪達それぞれ、淳太君の1日を読んでみたいです。何気ない日常が少し覗けたら大満足です。山もなく日常系なので、作者様が気乗りしなければ全然大丈夫ですので、検討して頂けたら幸いです。 (2022年7月9日 11時) (レス) @page48 id: 636c89ef1d (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいております。どのお話も面白くて大好きです。もし可能であれば�陲舛磴鵑寮蟻里�何なのか気になっているのでその辺りのお話を読めたら嬉しいです！無理せずお時間と気が向いたときに良ければよろしくお願いいたします (2022年6月30日 7時) (レス) id: d4a8417d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2022年5月22日 22時
