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｢まぁAさんは天性の人たらしですからね…。言っても無駄でしょうね｣
随分な口ぶりですねエーミールさん。久々な上にあまり密に話したことも無かったけど、実は本性そっちですね？？
嫌味を言われた自覚があるのでじとりと睨んでも知らんふりをして珈琲を飲む。はい、確実に腹黒ですね。
『……実は怒ってます？』
｢えぇ、割と｣
キャラじゃ無さそうなのに、なんて言えば｢私だって人並みに心配はしますよ｣と再度訝しげな表情を向けられた。ごめんって。
｢こんなに周りに過保護の塊みたいな人達が居るのに頼らないんだからAさんも中々強情ですよね｣
『また悪口ですか？それについては普段が頼りにならないからっていうのも関係あるんですけど』
｢でもいざとなれば誰よりも頼りになるでしょ？｣
『…………。過保護、止めるようにエーミールさんも言ってくださいよ』
無言は肯定ですよ、と今度はおかしそうに口端を上げるから悔しくなる。この一件でどうやらエーミールさんもグルッぺン側に回ったらしい。
はぁ、と重めの溜息を一つ吐けばやはりにこにこ顔のエーミールさん。
｢貴方達の距離感がおかしいのは元からですから。諦めて下さい｣
『……バグらせんてのはどっちかなぁ』
私とエーミールさんの対照的な反応に陽だまりが飽和する。
まだ愚痴愚痴と言いながらココアを飲む私に、ｶﾗﾝｺﾛﾝと再度来訪者を報せる。
｢おーっすA〜｣
｢久しぶりやなぁ。元気か？もう何ともないか？｣
｢あ、なんか美味そうなもん食っとるやん｣
｢ｱ"ｯ！？お前こらエーミール！何でAちゃんの向かいの席座ってんねん｣
｢静かに店に入ることも出来んのんかお前らは…｣
｢何かロボロの声は聞こえるけど姿が見えへんな？？｣
｢小さ過ぎますもんね｣
｢誰やこら悪口言ってんのは！！！！｣
あぁ、うるさ。
カムバック 私とエーミールさんの優雅な珈琲タイム。
にこにことこちらを和やかに見守ってくれているマスターにとてつもなく申し訳無くなった。まじで、なんで大の大人が揃うだけでこんなに公害レベルになるかな。
はぁ、と再度漏らした溜息をバリトンボイスが遮った。
｢マスター、ショートケーキ1つ｣
甘党おじさんめ。
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まる(プロフ) - 久々にこの手の類を見たくなって、極道に始まり、距離バグと脅威入手…団子侍様の独特で丁寧な小説を読んでしまうと、上質すぎて中々他のお話へ飛べませんw 楽しいお話をたっぷり読めて嬉しいです！今後も応援しております…！ (2023年4月10日 8時) (
レス) id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - 冬野さん» 完結してから一番乗りの超絶早いコメントありがとうございます！冬野様には何度もコメントを頂いて本当に嬉しかったです！最後までお付き合いありがとうございました！ (2022年8月19日 1時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
冬野(プロフ) - わぁ〜！番外編までお疲れ様でした。すごく好きです。めちゃくちゃ好きです。ありがとうございました。大好きです。(語彙を失う) (2022年8月19日 1時) (レス) @page50 id: 017b983cf1 (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - みひろさん» コメント＆ここまで読んでくださって本当にありがとうございます！正しく全員分の心の内だったりを細かく書いて最後に終わりたいな〜と思っております！完結はしましたがどうぞ最後までお付き合い頂けると嬉しいです♪ (2022年8月15日 14時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - 冬野さん» 冬野様 ご丁寧に、また思いの籠ったコメント頂き本当にありがとうございます。色んな方の反応やお声に支えられて無事完結できてホッとしております。今後とも何か作品をあげましたら是非宜しくお願いします！ (2022年8月15日 14時) (レス) id: 1692a09b95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：団子侍
| 作成日時：2022年1月30日 13時
