44 ページ46
.
ut「まっ、警戒ばっかしてもなーんも面白いことなんて無いし。…そろそろAちゃんの傍で確りどんな子か見極めてもええんちゃう?って思い始めたんよ」
"そもそも俺、女の子には基本優しくしたいし"と言うと再び手を頬に当てて微笑む
ut「って訳で、これから宜しくなAちゃん♡」
『……急に態度違いすぎません?』
ut「何でや、これこそいつもの俺やん?」
『……きも』
手をはたき落とすと"あぁんちゅめたい!"と嘆いていたが構わず彼を置き去りにして部屋へと足を進めた
硝煙の香りを包ませながら男が呟いたことなんて知らずに。
ut「…なんや、可愛いく笑えるやんけ」
**
鬱さんを置いて部屋に着くと直ぐ様ベッドに潜り込んだ
思ったよりも長い時間彼と喋っていたようで、警戒心を高めて散歩した為か身体的負担が今になってどっと来たようだ
…眠い。
幾ら夕方から寝てしまったとはいえ時刻は午前3時半を指しており、再び眠気が私を襲ってきた
『おやすみなさい…』
誰に言うわけでもなく、独り言のように呟いた。
…もう、怖い夢は見なかった。
__翌日。
スッキリと目覚めた私は体を起こそうとするも、……?身動きが取れない?
ふと見ると、身体に回された誰かの腕と背後には誰かの体温。
…待って待って嘘でしょ?
最悪の事態を想定して恐る恐る顔を
後ろに向ける…oh,ジーザス。バッチリ最悪の事態だったわ。
ut「チャオ☆寝起きも可愛ええね、Aちゃん」
こ い つ ま じ か 。
昨日の今日でまじか。
距離の詰め方下手過ぎ選手権があったら間違いなく優勝はこの人だと思った。最早驚きすぎて声も出なかった。
宜しくって言ったって他に方法幾らでもあるでしょ絶対。この人馬鹿なのかな…(失礼)
ut「やっぱり仲良くなるには同じ布団で寝るのが手っ取り早いよね」
『馬鹿だこの人』
ut「ちょっ、心の声漏れてる盛れてる!」
『とりあえず離せください』
ut「ほんでむっちゃ口悪いな?!」
いいから早く離せください。
…この後、なかなか起きてこない私に違和感を覚えたのか起こしに来てくれたショッピ君によって鬱さんは引き摺られていった
ut「ショッピ君?!痛い、せめて歩かせて!?ほんで何処に連れて行くん???」
shp「…決まってるやないですか。大天使(堕天使)トントンさんの所です」
…暫くすると遠くの部屋から断末魔が響いたが私は知らないフリをした。
.
2327人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴく(プロフ) - 個人的に主人公の性格とか(全部)めっちゃ好きです!頑張ってください! (2020年9月21日 9時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - レニさん» 読んでくださってありがとうございます!大先生のところは特に構成を練っていたのでそういって頂けてとてもうれしいです!ありがとうございます! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - しおんこさん» こちらこそいつも変な時間に更新してしまって申し訳ないです…しかし!コメントとっても嬉しいです!!頑張ります!!! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
レニ - すごく面白い…!チノくんとかうつ先生のところの話めっちゃ好きです!これからも読まさせて頂きます! (2019年11月29日 17時) (レス) id: be3a21bb3c (このIDを非表示/違反報告)
しおんこ(プロフ) - 夜遅くにすみません!雰囲気めっさすきですわぁぁー!!まじごっとですぜェ…………!! 更新楽しみにしてますぅぅぅぅ!!! (2019年11月28日 3時) (レス) id: 32a4d591a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:団子侍 x他1人 | 作成日時:2019年9月10日 22時