[WT] ボーダーには、最強の少女が居るそうです

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Aside


？「君は、人型近界民なのか？」


A『だ、誰？』


？「俺は圭人、ボーダーだ。もう1度聞く、君は近界民か？」


どう答えるのが正解なんだろう、私はこっちの世界で産まれたけど、3年前から近界で暮らしていたし


A『私はこっちの世界で産まれたけど3年前、とある出来事であっちの世界で暮らしていた』


圭人「なるほどな。なら、そっちの白い物体は何だ」


A『これは、オリジン。私の相棒。そしてwhiteトリガーだ』


圭人「何っ！？whiteトリガーだと！？」


あ、焦っている音がする。

A『どうする？私を殺 す？』


圭人「いや、殺 さない。玄界の者なのだろう。なら、殺 す必要は無い」


圭人「お前行く宛てあんのか？」


A『………無い』


圭人「あー、だったらボーダーになってみねぇか？」


どうしてそこまでしてくれるんだろう？あぁ、この優しさに触れただけで家族の皆を思い出してしまう

もう、この世には居ないのに…

この人の優しさに甘えてしまったら、この人が私から離れて行ってしまったら、もう立ち直れないかもなー

でも、悲しさ以上の何かがあるのかもしれない、実際、お母さんに拾われてからとても幸せだった。お父さんにお姉ちゃん、お兄ちゃんみたいな素敵な人達にも出会えた

この人は、信じてみようかな？居なくならないって勘がするし…

A『………』


圭人「あ、やっぱダメだよな」


A『なるよ、ボーダー』


圭人「だよな、やっぱダメだっt……え？」


A『なるよ、ボーダー』


圭人「本当か！よし、そうと決まれば俺が鍛えてやる、着いてこい！」


A『うん！』

父さん、母さん、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん。私は今からボーダーになります！

もう、私みたいな悲しい思いをさせないためにもいっぱい強くなって皆を護るからさ、天国で見守っててね！

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