検索窓
今日:6 hit、昨日:13 hit、合計:169,912 hit

そして事は動き出す ページ39

織田作side



『織田作、私を見捨てて。』



踏み込んできた無法者のせいで、姿は見えなかったが、Aがそれを言ったことは判った。

その時俺は、何が起こったのか正確に理解していなかった。しかし、Aが連れ去られそうになっていることは解った。




俺に、十人ほどが襲いかかってきた。全員マシンガンと防弾繊維で武装している。既にAは連れ去られてしまったらしい。俺はAを追いかける為に、こいつらを突破することにした。


相手がじりじりと、包囲を縮めてきた。マシンガンを向けてくる。俺は包囲を抜ける為に、無法者達に正面から走って突っ込んだ。
走りながら、銃を構える。相手が数人散弾するが、俺はそれを最小限の動作でかわす。威嚇射撃をすると、隊列に隙ができて、後ろに回り込むことができた。

後ろから、手近な奴の急所を殴り、気絶させる。残り8人。
未だに何が起こったのか判っていない奴等に発砲する。急所は外した。残り4人。
肉弾戦になった。残った奴等は、マシンガンを使うには距離がないせいか、拳銃を取り出した。
自惚れているとは思うが、俺は銃の腕で誰にも負けない。あっさりと無法者達を倒せた。



気絶した奴等を部屋に残し、Aを探しに走る。

流石にもう室内にはいないだろう。俺は外を目指して駆けた。



走りながら考えた。何故、Aはあんなことを云ったのか。
三島は、無法者を使うのだから疑われない、軍警もくる、といっていた。Aはその情報からこの状況を予測したのだろう。

何故、Aは拐かされたのか。答えは、今やっと判った。
奴等は、Aからマフィアの情報を聞き出すつもりだ。勿論、拷問によって。

Aにそんなことをされる訳にはいかない。絶対に救わないとならない。


何故、Aは見捨てろ、と俺に云ったのか。
おそらくだが、きっと、Aは自身を囮にしようとしたのだろう。
三島の狙い通りに事が運んだように見せかけ、油断しているところで俺があいつを捕らえる。こんなシナリオなのではないだろうか。



馬鹿げている。自身を囮にすることを俺が許すと思ったのだろうか。そんな危険なことはAにさせたくないし、させない。


何故、俺はこんなにAを危険に晒したくないのか。

俺のような人間でも、気づいてしまった。そこまで鈍い訳でもなかったんだな、と少し安心した。






俺は、Aが








好きだ。

あっはははははシリアス終わり!→←戦闘開始。(シリアスかな)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
274人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» ういっす (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
端賀 - Neon@寝苑☆歌い手好きさん» コメ欄を荒らすでない (2018年7月8日 11時) (レス) id: 9403d00418 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» どやった上に更にドヤる事(今作った←) (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)
端賀 - Neon@寝苑☆歌い手好きさん» どやどやってなんや (2018年7月8日 11時) (レス) id: 9403d00418 (このIDを非表示/違反報告)
Neon@寝苑☆歌い手好き(プロフ) - 端賀さん» うへへ← どやどや! (2018年7月8日 11時) (レス) id: 6cb15526c0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:端賀 | 作成日時:2018年5月25日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。