所属組織を潰したらマフィアに連行されました【織田作之助】【文スト】 (ページ26)

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突っ込み不在の極地ページ26

あぁ、また潜入任務が始まってしまった。昨日は一日中ポートマフィアに居れて楽だったのに！血も涙もない極悪組織と名高いはずなのに何であんなに居心地がいいんだろう。
……………………実力主義だからだろーな。うん。

やだやだやだセクハラ野郎の相手とかやだー！←

「仕事だから我慢するしかない。」

『そうだけど…………………って、もしかして声に出てた？』

「盛大に叫んでたな。」

『マジかぁ。』

きっと私の深層心理が爆発したんだ。(意味不明)
あぁ、この仕事から逃げたい。そうだ、ニートになろう！←
………………うん。無理だ。仕事おわそう。

『さて、仕事するか！』

「…………何をするんだ？」

『良い質問だね織田作！今から三島の思考を盗聴します！』

「そうか。頑張れ。」

『織田作も聞く？』

「できるのか？」

『やる気さえあれば。』

通常より疲れる、ということは言わないでおく。なんか遠慮しそうだから。そういうところが織田作の良いところだと思うけどね！

「じゃあ頼む。」

『了解。……………いくよ？』

意識を集中させて、三島の思考を探す。どうせなら可愛い女の子がいいなぁ←
暫く探ると、三島の意識を捕らえた。
織田作にも聞こえるように、私と織田作の意識も繋ぐ。

声が聞こえてきた。

〔手筈は整っているな？………………………………嗚呼。…………………何？お前、今何て言ったんだ？……違う！そうじゃない！何度言ったら解るんだ！主催は私の名義にするな！……………………………………………おい、日付も間違っているじゃないか！会合は来週の火曜だ！……………………〕

この様子だと、彼は部下と会話しているようだ。誰かと話しているときに別のことを考えるのは難しいから。あいつは単細胞だから余計にそうだろう。←

問題は内容だが……………怪しい。怪し過ぎる！
外部に聞かれてはいけない会合の計画を立てているようにしか聞こえない。

なんというタイミング！こんなに私たちに都合の良い会話を聞けるなんてラッキー！

これ以上に情報は望めなさそうだったので、盗聴を終了させる。
暫く考えをまとめてから私は口を開いた。

『織田作、取り敢えず…』

「嗚呼。盗聴器の準備はできている。」←

『さっすが私の相棒(仮)！』←