所属組織を潰したらマフィアに連行されました【織田作之助】【文スト】 (ページ18)

今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:169,957 hit

うわぁ変態だページ18

「君がAちゃんかな？私は三島だ。宜しくね美人ちゃん」

『…………宜しくお願いします』

車を降りるなり仰々しいお出迎えを受け、社長室に強制連行されました。あれを案内とは呼びません。三島の反逆疑惑が深まる今日この頃。

っていうかこいつのキャラ………

〔絶対に私生活で関わりたくない人種だな。〕

〔本当それ。〕

織田作が的を射たことを言う。何で話せてるかって？私の異能で思考の共有をしてるから。いわゆる念話のようなものである。

三島は割りとイケメンだった。顔だけ。場末の悪役までイケメンとかムカつく。
ま、性格がキモいっぽいから許してやらないこともない。
見たところ、所詮こいつは女たらしである。

〔周りが顔面偏差値高くて一般人の私は気後れするよ！なんかやだ！〕

〔何を言っているんだ？Aは美人じゃないか〕

どういうことか、と聞き返そうとしたが、三島が口を開いたことによって念話が中断された。

「マフィアの首領から男が来るとは聞いていないけど、彼は何でここにいるのかな？」

「首領より、監視と報告を仰せ使いました。織田作之助です。」

「あぁ……そうかい。」

一瞬三島が残念そうに見えた。たかが女一人、と思って油断していたからなのか、単純にハーレムが良かったのか。……本気で判らないのが怖い。

「取り敢えず、君達の責任者兼彼女の教育係はは私だから、覚えておいてくれ。」

『解りました。』

ここにきて、三島の表情から感情が読み取れなくなった。

…………と言うことで！異能の練習を兼ねて、心を読もうと思います！気乗りしねぇよ！
三島が喋っても聞こえなくなるけど、織田作がなんとかしてくれる！と思う！

神経を集中させて、三島の思考を探す。

すると、意外とあっさり思考を捕らえられた。その衝撃の内容はこうだ！↓

〔女が一人だと思っていたのに……！まぁいい。あの女の隙をついて襲ってやる。見たところ胸もあるし、たのs……〕

途中で聞くのを止めた。
ある程度予想はしてないこともなかったけど、ここまで脳内お花畑とは。

一言で言うとキモい。

今のところこいつの罪を実証する証拠が揃わないから、まずは証拠集めだな。
できるだけ早く終わらせたい。切実に。

………セクハラに気をつけよう。