所属組織を潰したらマフィアに連行されました【織田作之助】【文スト】

ドナドナされた← ページ3

主人公side


先日のGSS壊滅事件(自己命名)は新聞にも取り上げられた。
あんまり大きな騒ぎにはならなかったけど。やったねたえちゃん←



あれから一週間、私は今繁華街に買い物に来ています！
金は大丈夫なのかって？大丈夫。思ったよりあった。
ま、そんなこんなで日用品を買おうとしている私は現在異様なものを視認しました。
その名も！(自己命名↓)

死にたがっているミイラ男(イケメン)とそれを止める赤毛の長身イケメンの図

である。わぁカオス。私の今までの人生で一番カオス。
当然、それの周りには人だかりができているので、私も野次馬根性で見てみる。
ってか超見たい！←


「織田作！離してくれたまえ！私人捜しとかしたくない！面倒だから死にたい！」
「別に死ぬ必要はないだろう。早く見つけて連れて帰ればいいだろう？」
「それが面倒なの！」


どうやらあの二人は人を捜しているよう。ってか包帯の人面倒だから死にたいって極端だな。
ま、私が言えたことじゃないけど。
とりあえず包帯の人に織田作と呼ばれていた彼に頑張ってもらうしかないようだ。
それにしてもイケメンだなぁ…。特に織田作。
呑気なことを考えながら美形を眺めていると、包帯の人と目があった。
待って気まずい。ダッシュで逃げようかな。


「そこの美しいお嬢さん！」


包帯の人がこっちの方向を見て叫んだ。誰のことだろうなぁ、って思って周りを見た。
サラリーマンしか居ねぇ。自動的に私になっちゃうじゃん。めんどっ←
でも無視するわけにもいかないので、とりあえず反応。


『…私ですか？』
「君しかいないだろう？」
『ええ〜、私美しくないしお嬢さんって年でもない』
「じゃあ今はそれは置いておいて。」

置いとくんかい！いいのかよ雑だな⁉

「君、私達と一緒に来てくれるかい？」


………ん？何故？ちょっと何いってるかわっかんないなぁ？


「太宰、どういう事だ？」


織田作(仮)ナイス質問！そしてミイラさんは太宰だと判明。


「彼女が私達の捜し人だ。」


……何で私が探されてんの？心当たりは…一つあるな。何？勧誘？


「そうなのか？確かに外見は一致しているが」


何だよそれほぼ確定じゃん。


「と言うことで質問は後だ。何も聞かないで付いてきてくれるね？」
『拒否権は？』
「無い」

無い、と言った太宰の目を見てしまった一般人は我先にと逃げた。
確かに怖いな。私は平気←

『…解りました。』
「じゃあ行こうか」

そうして私はドナドナされていった←

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