８０ ページ30
中で話が進んでく。
声のした方へ目を向けると、エイジとショーターが長い草のある場所で身を潜めているのがわかった。
「ア…アッシュ！」
「ごめんよジェニファ、心配いらないさなんとかなるって」
多分今ジェニファがおじさんたちから開放されたんだ。
小さい足音が一つ窓際に来て、ジェニファの声も近い。
「パパ・ディノに逆らって勝てると思うのか？」
今度は大きな靴音鳴るとそんな声が聞こえた。
やっぱりパパの知り合いのおじさんたちだ。
どうしてパパはこんなに乱暴なおじさんたちばっかりと一緒にいるの？
僕たちが銃を向ける前からこのおじさんたちと一緒にいたよね。
マービンも、オーサーもそう。
オーサーの顔を思い出して、唇を噛んだ。
「それでAはどこだ？一緒にいるのは知ってるから隠しても無駄だ」
「さあな…便所にでも言ってるんじゃねえか？」
「大声で叫びな、そうすりゃ大事なおまえのためにすぐに出てきてくれるさ」
「それは残念だな…今、俺は喉の調子が悪いんだ」
話を聞いていると、遠くの方から車の音が聞こえる。
音の方を見るとどんどんこっちに近づいてきて、すぐそこで急ブレーキをかけると突然強い光を放った。
「動くな！警察だ！！」
その声はマックスだった。
中からアッシュの声が聞こえて、僕は窓から部屋の中に入る。
奥にいるおじさんが銃をこちらに向ける。
「小僧！！」
アッシュは反射的の重心を移動し始める。
でもその後ろにジェニファがいて。
僕は彼女の腕を掴んで無理やり引っ張る。
よろけるジェニファを抱きとめると、銃弾のめり込む音が聞こえた。
「ジェニファ！逃げろアッシュ！！」
奥にいるおじさんの腕にしがみつくアッシュのパパ。
「じじい！！」
しがみつかれたおじさんが銃をアッシュのパパに向ける
僕はジェニファを放し、銃を取りだし、引き金をひく。
おじさんのこめかみに穴が空いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オチャネコ(プロフ) - はんなさん» ありがとうございます！主人公の性格はきっと好き嫌いが出ると思っていたのですが、そう言ってもらえて嬉しいです(*´･ω･)完結までかけるように頑張ろうと思います♪ (2019年1月9日 18時) (
レス) id: 2284090fb1 (このIDを非表示/違反報告)
はんな - 主人公君何とも言えない可愛さ…この先のアッシュとの関係もどうなるのか楽しみです！お話もすごく面白いですし、なんとか完結まで頑張ってください！応援してます！ (2019年1月8日 22時) (レス) id: b99f79b3ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：オチャネコ | 作成日時：2019年1月8日 18時
