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お家に帰ったら誰も居なかった。
時計を探してみたら、本当に22時を過ぎてて、
もうすぐ22時半を過ぎる。
「みんなは?」
「おまえを探しに行っちまったんだよ、帰ってきたら覚悟しとけ」
23時になる頃に皆が家に戻ってきて、すっごく怒られた。
遠くに行っちゃ駄目って言ったでしょって。
いっぱい怒られて、その後みんなでご飯を食べて寝室で眠る。
僕はさっきまで眠っていて全然眠くない。
僕の昔のお家に行った時に見たのは、なんだったんだろう…
あと、赤ちゃんをだっこしてる僕みたいな子…。
どっちも夢なのかな…。
僕はどうして忘れちゃったんだろう。
アッシュのパパは強盗にあって、パパもママも…お兄ちゃんも死んじゃったって言ってたよね…。
寝返りをうつ。
目の前には眠ってるアッシュの顔がある。
アッシュに聞いたらなにかわかるかな…。
でも夢の中の彼はとっても小ちゃかったし、ただの僕の夢なんだから、わからないよね…。
鼻先をちょんっとさわると、うーんと言いながらアッシュが寝返りをうった。
次に目が覚めたのは物音だった。
目を開けるとアッシュが上半身を起こしている。
「おはよ、アッシュ」
「…ああ、おはよう」
彼は寝癖のついた頭をかきながら気だるそうにそういった。
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オチャネコ(プロフ) - はんなさん» ありがとうございます!主人公の性格はきっと好き嫌いが出ると思っていたのですが、そう言ってもらえて嬉しいです(*´・ω・)完結までかけるように頑張ろうと思います♪ (2019年1月9日 18時) (レス) id: 2284090fb1 (このIDを非表示/違反報告)
はんな - 主人公君何とも言えない可愛さ…この先のアッシュとの関係もどうなるのか楽しみです!お話もすごく面白いですし、なんとか完結まで頑張ってください!応援してます! (2019年1月8日 22時) (レス) id: b99f79b3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オチャネコ | 作成日時:2019年1月8日 18時