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ジェニファは、腕にケガをしちゃってた。
救急車来てくれたのかな？
ケープ・コッドを出てから一週間くらい荷台で揺られてロスアンジェルスに向っていた。
ガタボコ道で、クッションもなにもない荷台に長い時間座ってるとおしりが痛くていたくて…。
ジャケットを敷いたりしてみたら少しは痛くなくなったけど、時間が経つと関係なくなってまたおしりが痛くなった。
「枝拾いしよ！エイジ！」
「うん！」
もうこれでお外で眠る生活は５か６日目。
たきぎに使う枝の選び方もしらなくって、アッシュとショーターが教えてくれた。
エイジと一緒に拾って帰るとマックスがそれに火をつける。
枝がどんどん燃えてパチパチと音が鳴った。
「えーっと…」
火であたりが温まってきた頃。
マックスが地図を取り出してそれを眺め始める。
「さっきのがルート１０だと思うから、このまま真っ直ぐ行けばロスアンジェルスにぶつあたるはずなんだよな」
「ほんとかよ、だったらそろそろ標識が見えてもいい頃じゃんか…道まちがえたんじゃねーの？」
「あーあ、もう車に乗んのやだぜ……、もう一週間近く乗ってんだもん…。尻が石みてえだよ」
うん…お尻とっても痛い。
でも皆とおしゃべりしてると楽しいよ。
…そういえば、僕はケープ・コッドからニューヨークにお引越ししたんだよね。
お引越しの時はこんな感じだったのかな。
「誰か来る！」
ザリッという砂をねじ込むように歩く音が遠くから聞こえる。
聞こえる方に目を向けて、しばらく眺めているとキラッと何かが光ってこっちに近づいてくるみたいだった。
「誰だ！！」
「そりゃーこっちの言うセリフだわ」
近づいてきてたのお腹がでているおじさんだった。
光っていたのは懐中電灯だったみたい。
「なんだあ？おまえらは、公園の中でキャンプなんかしちゃいかん」
「公園？！」
皆で顔を見合わせる。
「おい、おっさんちょっと聞きたいんだけど、ロスアンジェルスへはどう行ったらいいのか…な？」
「からかってんのかあんた、ロスはここじゃねえか」
なになに？
何のお話？
火の前に座り込んでたら、アッシュに手を引かれて立ち上がる。
「うわあ…きれいだなー」
「ひよーっ絶景！」
「こりゃあすごいや」
連れて行ってくれた先には、闇色の空の下で宝石みたいにキラキラ光る街が広がっていた。
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オチャネコ(プロフ) - はんなさん» ありがとうございます！主人公の性格はきっと好き嫌いが出ると思っていたのですが、そう言ってもらえて嬉しいです(*´･ω･)完結までかけるように頑張ろうと思います♪ (2019年1月9日 18時) (
レス) id: 2284090fb1 (このIDを非表示/違反報告)
はんな - 主人公君何とも言えない可愛さ…この先のアッシュとの関係もどうなるのか楽しみです！お話もすごく面白いですし、なんとか完結まで頑張ってください！応援してます！ (2019年1月8日 22時) (レス) id: b99f79b3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オチャネコ | 作成日時：2019年1月8日 18時
