エイス・ファンタジア〜精霊王の鎧と絆の指輪〜

第８話 対となる２つの風の激突 ページ10

東条サイド

俺は風の声を頼りに皆を探していた。

東条「………ダメだ。風の声が掠れて、聞こえない」

すると、その時

デウエス「ダーク・ウィンド」

東条「っと！」(ｼｭｯ)

デウエス「ちっ！避けられたか！」

東条「不意打ちとは卑怯だね」

デウエス「はっ！俺はお前達を全員集められる前に邪魔して、始末しに来たんだよ！」

！！なんで………

東条「何故、そこまで、絆の力を否定するの？」

デウエス「俺はな……仲良しこよしが大嫌いなんだよ。力を合わせるとか、絆を深めるとか……マジで反吐が出るぜ。」

！！そんな言い方………

許せない………！

東条「絆の力を馬鹿にするな！シルフィード・テンペスター！！」

デウエス「！！テメェ、風と雷の使い手か……」

東条「お前は絆の力を馬鹿にした」

俺は静かにデウエスの元へ歩いていく

東条「風の力を破壊のためだけに使った」

デウエス「あぁ？悪いのかよ」

東条「悪い……すごく悪い」

俺は怒りがどんどん込み上げてくる

その時

クレアル『落ち着け、秀明』

東条『クレアル』

クレアル『我が出よう。我も風の力を破壊のためだけに使われて、少々、頭にきている』

東条『……なら、皆が来るまで、お願い。デウエスを弱らせて』

クレアル『よかろう』

俺はクレアルと交代した

クレアル……デウエスに真の風の力を見せてやって……

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