エイス・ファンタジア〜精霊王の鎧と絆の指輪〜

第１１話 顕現！創造神 ページ13

デウエスサイド

な、なんだ……？

風雷使いの風が変わった……？

次の瞬間、金色の輝きが風雷使いを包み込んだ

そして、そこから聞き覚えはあるが、低い声色が発せられた

東条「……我が愛する風を破壊のためだけに使いおって…覚悟はできているのだろうな？」

デウエス「！？！？な、なんだ、貴様は！」

右手に翡翠の風を掲げ、雷がほとばしっている金色のオーラ

なにより、逆立って揺れる金色の髪と透き通った翡翠の瞳……

東条「我は…全ての万物を生み出せしもの……創造神クレアル」

デウエス「！？！？か、神！？なんで…ソイツに…！？」

東条「この者が我が転生者だからだ」

くそ！足がすくんで立てねぇ……だが！！

デウエス「魔法は使えるんだよなぁ！！ダークネス・デス・サイクロン！！」

さっきより、強めの魔法だ！

デウエス「くたばりやがれぇぇぇっ！！」

東条「………温い」(ｺﾞｳｯ)

デウエス「！？」

翡翠の風でかき消された……！？

すると、奴は目を閉じた

東条「神聖なる風よ、我が呼び掛けに応えよ……」(ﾋｭｵ……)

！？！？巨大な魔法陣……！？

東条「我が輝きを纏い、数多の刃となりて、悪しき者に裁きを与えんことを……」(ﾋｭｵｵｵｵｵ……)

や、ヤバい予感………！？

東条「ディバイン・シルフィード・アローズ！！」

デウエス「ぐわぁぁぁぁぁっ！！」

な、なんだよ、これ…！？

東条「…………(来たようだな、我が愛しき者よ。我が友達よ)」

デウエス「く、そ………」

東条「ここからは、我が転生者……そして、我が愛しき者と我が友達で相手をしよう」

すると、神のオーラが消えたと同時に奴等が現れた

くそ……こうなりゃ……

俺の本気を見せてやらぁ！！！

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