呪・術・回・想【男主】 (ページ11)

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『ーっ、ーみ！…な…ーみ！ななみっ！』

目を開けるとAが目の前にいた

七「特級は…」

『いないっ！いや、いるけどっ、目を覚ましてくれてよかったぁ～』

全体重をかけて抱きついてくるA
身体のあちこちが痛い

五「…これ、どゆ状況？？」

夏「A！七見！」

そうだった…緊急要請したんだ
それでこの人たちが来るってことはやっぱり特級で間違いなかったか…

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初任務に出掛けたAと七見が特級に遭遇したという連絡を受ける

マジ？死んだかなアイツら

傑と共に向かうことに…

五「最悪、遺体を拾えたら情状酌量？」

夏「…私は最悪の事態を想定したくない」

ここでも良い子ちゃんか！コイツッ

けど今まで見てきて、呪いにそんな慈悲なんて無いし容赦ない
死んでく奴を沢山見てきた
今回は知ってる奴だったってだけ…

自分に言い聞かせ、進む足を速める

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五「で？どゆ状況？？」

二回言っちゃったよ

傑も驚いてる様子だった

そりゃそうでしょ

特級仮想怨霊が圧縮されて箱みたいになっている

その箱に近づくと…わずかだけどAの呪力の匂いがする

五「A、これお前がやったの？」

七見に抱きついたままこちらに振り向くA

『わかんないっ。けど、僕に憑いてる神様がやったんだとおもう』

五・夏・七(((！！！？？？)))

夏「A、神様って…」

『ｽﾞﾋﾞｯ…思い出したんだ。向こうも手伝ってくれたみたいで、、僕、昔契約してたみたい』

涙を拭きながら笑うA

五「なんか言ってたか。神様ってヤツは…」

『あまり思い出せない…けど、可愛いよっまだ子供なんだっ』

可愛いがあるか！！災厄の始祖なんだよ！

夏「だけど、二人とも無事でよかった」

傑が嬉しそうに言うから出かけた言葉は飲み込んだ

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特級仮想怨霊は傑さんが飲み込んだよ☆
零刊に出てくるよ☆