second paranoia

復習 ページ8

結局、李牧様の屋敷にお邪魔することになった




客人用の部屋に通される



お水を貰おうと部屋を出ると夜空には大きな月





きっと魏でもこの月が見えるんだろうな…



殿たちも同じ月を見てたりして



介子坊様とか殿は月見酒じゃあ！とか言って姜燕様や輪虎様達を強引に誘いそうだ…ふふっ









「月で笑顔になるんですね」





『あ…李牧様。』



「廉頗将軍からの文を貰ってから、笑顔が消えたので安心しました」





『そ、それは…』





「ふふ。李牧を殺せとでも書いてましたか？」





『ーっ！？ち、ちがいます。殿はそんなこと言いません』




「おや。私の勘が外れましたか」








ここでは無理だ。というかこの姿では絶対に勝てない…
知ってて殿は討てと言う、、、



ん？待てよ
輪虎様からこの姿でも殿の役に立つことを教わったばかりだ




まさか、、殿たちが試す場を設けてくれたのか！？最初から俺の修行だった…？
さすがとしか言い様がない！さすがです！殿！四天王の皆様！！




「A、さっきから百面相ですね」




『り、李牧様。先程の軍略の事で聞きたかったことがあります…』
まずは二人になるようにするんだっけ？





「ここで軍略の話を出しますか……では、私の部屋に来ますか？」




『は、はい！』
つ、釣れた！？趙国三大天李牧が…っ！





「夜遅くに、男の部屋にあがる意味…分かっていますか？」





『…し、承知しています。等価交換です！
』
軍略教えてもらってますし…






「…それも廉頗将軍からの命ですか？」







李牧様の手が頬に触れる



〜っ！、少し怒ってる様に見えるのは何故？



どどどうしたらいいんだ！？
二人きりになろうと誘えば皆喜ぶと舞子から教わった







怒るなんて聞いてない！！






はっっ！！
俺が男なの知ってるや李牧様
そうだよな…つまり男に誘われてる状態。。









うん、俺だったら震える









殿、趙国三大天宰相様には通じる訳ありやせん…









「李牧様」





従者と思われるひとから声をかけられる









…急用ですか？

はい。王様がお呼びです

すぐに向かいます









「Aは部屋で待っていてくださいね」









いつもの笑顔でそういうと従者と共に闇夜に消えた









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