second paranoia

お使い3 ページ7

李「それと、こちらはあなたにですね」



李牧から何か書かれた紙を渡される



『え？あ……と、殿の字だ』









"李牧を討て"









グシャッ





李「おや？何か気に障る事でも書かれてたのですか？」


カ「A…？？」




『…確かに。李牧様から学べと書いてありました』





殿の真意がわからない
本当に李牧様を狙えといってるのか？




李「そうですか。ではA、今日から宜しくお願いしますね」




手始めに過去の戦から洗ってみましょう
と李牧様が軍事で使用する駒を並べていく









『……』








過去の戦の模擬戦をAに試す
黙々と駒をすすめるA…
玄峰や廉頗の下にいるだけあってさすがとしか言い様がない




私が別の策を手解きすると




そういう手もあるのかぁ…と素直に吸収していく





んー実に育てがいがある子ですねぇ







廉頗将軍からの文の内容は大方予想はつくが、それをAがどう捉えたかは私でも分からない









さてどう転ぶか…









ーーーーーーーーーーー







「今日はここまでにしましょうか」





李牧様が言う
え？もう終わり？外を見ると夜も大分更けていた





刻が経つのを忘れるほど集中していた
李牧様から教わる軍略は画期的で斬新だ
その知識を自分のモノにしたい…戦で使いたい…








もしかしたら廉頗様はそういうことも言ってるのか？？









李「さて。湯でも浴びて今日は休みなさい」



あなたの部屋は…そうですね、私の隣の部屋でいいですか？？






『なっ…！？』



カ「李牧様！！いくらなんでもそれはっ！」




李「廉頗将軍寂しさにAが泣いたりしたら可哀想です」




胸を貸しますよ







『ーっ！俺は武人です！外でも何処でも大丈夫です。泣きません』








ははは。思ったより元気そうでよかったです









はぁ…
殿と同じく李牧様も何を考えてるかわからない。。

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