Addiction - キミ中毒 - (ページ14)

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あれから、カフェの前を通るたび
あの綺麗なお客さんと松村さんが話していた。

なんだか入りにくくてもう3日程は行ってない。

慎「どうした？さっきからぼーっとしてる」

『いや、お腹空いたなぁって』

慎「嘘だね、お腹空いたAはもっと凶暴だよ」

『なんだそれ』

慎「なんかあった？」

『ん〜ちょっとね、自分でも分かんない』

慎「 ...ジェシーのこと？」

『違うよ、大丈夫』

いつもふざけてるけど、私の変化にはよく気付く。

慎「今日飲み行こ」

いつものように3人で飲み行くことが決定した。
松村さんと偶然会ったあの居酒屋。

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飲んでる時も松村さん来ないかな、なんて淡い期待。

ジ「 A？笑」

『あ、ん？』

慎「もうさ、A最近疲れてんじゃない？笑」

『そんなことない！いや疲れてはいるけど笑』

ジ「元気無さすぎて怖いんだけど」

慎「今日はAの家で飲み明かしますか？」

『勘弁だわ〜〜うっさいもん笑笑』

慎「だって楽しいじゃん！3人で居るとさぁ！」

お酒の入った慎太郎は変わらないように見えて
どんどん声が大きくなっていく、うるさい。

今日は私もやけにお酒がすすんで、
珍しくフラフラになるまで酔ってしまった。

慎「 A大丈夫か〜？」

ジ「俺抱えて送っていこうかな笑」

慎「そうしてあげて笑俺はまだおじさん達と飲むわ！」

ジ「慎太郎も気を付けろよ〜」

慎「あいよ〜じゃね」

『バイバイ〜』

ジェシーに支えられながらタクシーに乗り込む。

家の前に着くと、私のカバンから鍵を取り出して
部屋に入れてくれた。

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