episode 28 ページ28
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明日からは私も仕事が始まる。
「 Aちゃん、今日は帰るの？ 」
朝起きて、ご飯を食べてソファでくつろぐ。
『 明日からまた仕事だから帰らないと 』
「 寂しいね、いつでも来ていいからね 」
『 ふふ、会いたくなったらすぐ来ます！ 』
「 てかさ敬語辞めない？ 」
『 いやぁそれはなんか申し訳ないです 』
「 俺からの命令だって言ったら？ 」
『 逆らえない...です 』
「 逆らってるじゃん笑 今から敬語禁止ね 」
あれから、私たちはキスをするのが普通になっていた。
もちろんまだまだ緊張するけど、
頬や唇やおでこにキスが降る度に幸せで満ちていく。
大我くんの恋人になれたらこんな感じなんだろうなって、勝手に彼女気分を味わって、恥ずかしくなってる。
「 俺もさ、電話掛けたりしてもいい？ 」
『 もちろん！ 』
「 ふふ、いつでもAちゃんの声聞ける 」
『 可愛い、大我くんのそういう所好き 』
「 ...好き？ 」
『 あ、いや、ファンなので！好きです 』
思わず好きなんて言葉が出てしまった。
「 ファンとしてじゃなくて、Aちゃんとして好きになってほしいけどな 」
ど、ど、ど、どういうことだ...？
もう、訳わかんなすぎて泣きそうだよ。
「 俺はAちゃんのこと好き 」
そう言って唇を重ねる。
この好きはどの好きなの？
『 私も大我くんが好き 』
「 俺と付き合ってくれる？ 」
『 え... 良いんですか...？ 』
「 好きってそういう好きでしょ？ 」
『 そう、好き、』
良いんだよね、私は京本大我の彼女って事で良いんだよね？
『 大我くんは私の彼氏...？ 』
「 そう、Aちゃんは俺の彼女、やっと俺のもの 」
やっと、好きを伝えられた。
でも試練はまだまだ続いた。
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続く (更新停止中)
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作者名：しろ | 作成日時：2023年9月14日 1時
