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episode 15 ページ15
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「 酔った勢い、って言いたかったけど、あの時そんなに酔ってなかった。むしろ飲み足りないくらい 」
『 え、じゃあ… 』
「 うん、Aちゃんに触れたくなった 」
何て返事をしたら良いか分からなくて無言になってしまう。
黙んないでよ、って笑って言うけど
混乱して言葉が出ないんだよ。
「 ごめん、やっぱり嫌だったよね 」
『 っ、全然、全然嫌じゃない… 』
「 こんな気遣わせるとか、俺ダサすぎるね笑 」
『 違う、本心です、全然嫌じゃない、嬉しかった 』
「 …本当に？ 」
言葉が出なくて、私はコクコクと頷くだけ。
不安そうな顔で見詰めないでよ。
自分でもやっと気付いた。
これはただのアイドルとして好きなんじゃなく、京本大我に恋しちゃってるんだ。
こんなこと思っちゃダメ。
推しとヲタクなんだよ。
大我くんがなんでこんなに
不安そうな顔をするのか分からない。
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作者名：しろ | 作成日時：2023年9月14日 1時
