7話 ページ8
大学を辞め
数年が経つ
私は今、古い骨董品店をひっそりやっていた
ここには色んな物が流れ着く為
自分には打って付けの職場だった
と言っても祖父のお店を譲り受けただけだが
呪術師が居ない世界線でも
呪物が存在する
宿儺の指のような特級呪物はないと思いたいが
低級の呪いが憑いた物は
特に悩むことなく祓って清めてる
そしてここ、米花町は特に呪霊が多い
それもそのはず事件が多すぎるのだ
殺人事件がほぼ9割10割
恐ろしい町である
骨董品店を営み
収入は多い訳では無いが
残してくれた貯蓄に手をつけずに
生活はできている
あの成り行きで連絡先を交換した2人からは
度々メールが飛んでくる
こちらは3通に1通返すか返さないかなのだが
当の二人は何が楽しいのか
あーだのこーだの
警察学校に通ってるだの
近況報告が来る
暇なのだろうか
私も暇つぶしにメールに既読をつける
前世の警察という組織は
全く関わりがなかった訳では無いため
ある程度知識はあった
呪霊による事件等で
現場で居合わせる事が多かったからだ
まぁいい顔をされたことは無い
訳の分からない女に
現場を踏み荒らされるのは
そりゃ気に食わないだろう
だがその力のない非呪術師を
アングラで守り続けるのは
他でもない私たちだった
こんな事件事故が多いこの世には
その警察という職種は
重宝されているんだろうなと思った
「人のために生きるような子達だったんだ」
あのやばい2人組をちょっとだけ見直した
��(人1)ちゃん元気？今度2人で合コンセッティングしない？♡陣平ちゃんも誘って、あと学校の同期2人ほど連れてくるからさ！��
前言撤回
やっぱりろくでもない奴だ
たった今届いた新着メッセージを見て
そう思った
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の！ - 続きが気になります！更新楽しみにしてます…！ (5月15日 0時) (
レス) @page50 id: 12a63fcd20 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - すごく面白くて更新楽しみにしてます😆応援してます💪✨ (5月14日 20時) (レス) id: 8d8bcc3d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鮫のこ | 作成日時：2023年5月7日 0時
