48話 ページ49
暫く音信不通だったなと思ってたけど
｢メールで良くない？それ｣
｢情報に残ることは避けてぇんだよ｣
｢へー賢い｣
目の前に座る小さいままの工藤君
いや江戸川コナン君
まだ小さくなっていない時期
彼が店に来るうちに連絡先を交換していた
ほぼ無理矢理させられたのだが
あの事件から暫くたって
漸くメールが来たなと思ったら
内容は住所と日時だけ
来いってことか
相変わらず小生意気な奴だと思いつつ
前回のことも気になっていた為出向いた
ここは阿笠博士という方の家らしい
その博士は今不在なのだそうだ
｢工藤新一くんが生きてるって知られると不都合だから黙ってて欲しい、と。｣
｢そういうこと｣
｢それは別にいいんだけど、なんかまだ言いたそうなことある？｣
｢実はもう1つ頼みたいことがあって｣
｢言うだけはタダだよ｣
聞くとは言ってない
｢協力者になって欲しい｣
｢絶対面倒臭いから却下｣
逆にこの子は
私が頷くと思って聞いたのだろうか
ちなみに私の力の事は
工藤君は知らない
多分インチキでは無いが
変なおまじないが出来る変な店をやってる女
ぐらいの認識だと思う
｢頼む、俺今子供の姿だから...自由が効かないんだよ。｣
｢お前は自由が効くだろって？｣
｢ほんとうに困った時でいいんだ...助けて欲しい。｣
｢頭が良い訳でも特技がある訳でもない人に頼むかな普通｣
｢事情を知ってる奴なんて数少ないから、頼れるひとには頼りてぇんだ。｣
本当に頼りたいんだろう
私も突然子供の姿にされたら絶望する
あとどうにも助けを求められると
断れない性分なのだ
｢本当に困ったら、ね。｣
｢！！ありがとうAさん！！｣
｢話終わり？｣
｢あ、うん。悪ぃ、なんか予定あったか？｣
｢いやお腹すいて｣
そういうと小さい工藤君は
いい店があるよ！と小さな体で椅子から飛び降りた
｢ここ？｣
｢そう！Aお姉ちゃん、来たことある？｣
｢いやないけど｣
外に出た瞬間に
ちゃんと江戸川コナンになった工藤君
それ疲れない？と思ったが
聞くまでもなく疲れるだろう
まだ高校生なのに可哀想だ
その江戸川コナン君に連れられてやってきたのは
ポアロと書かれた喫茶店
喫茶店は静かに食事が出来る為
たまに行くことがある
行きつけという店はないが
最近は喫茶店なのにタバコが吸えるところが少なく
残念に思っていた
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の！ - 続きが気になります！更新楽しみにしてます…！ (5月15日 0時) (
レス) @page50 id: 12a63fcd20 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - すごく面白くて更新楽しみにしてます😆応援してます💪✨ (5月14日 20時) (レス) id: 8d8bcc3d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鮫のこ | 作成日時：2023年5月7日 0時
