3話 ページ4
高校生になった私は
一人暮らしで気ままに生活していた
前世での一人暮らし歴のおかげで
何不自由なく生活できた
ほぼ両親が残してくれた膨大な貯蓄のおかげだが
自炊は特に得意不得意はなかったが
1人分作るというのがどうにも面倒なため
適当なものを食べている
そして1番変わったことといえば
「最っ高」
喫煙生活が戻ってきた
流石に親の前で犯罪を起こす訳にはいかないし
中学生の姿で煙草吸ってる姿は
客観的に見たくない
我慢してたが
とうとうその時がきた
我慢の限界だ
人の目もなければ
周りに咎める者もいない
私が前世で吸っていた銘柄と同じものが
何故かここにもあった
よく見るとパッケージはそっくりでも
名前が若干違うというオプション付き
味は変わらない為問題は無い
年齢確認されないこの顔に感謝だ
この広い家の小洒落たバルコニーに出て
肺に思う存分煙を吸い込む
これだよこれ
最初のヤニクラも吸ってるうちに
落ち着いた
次はカートンで買ってこよう
そう決めて
また煙を吸い込んだ
翌日
私服で最寄りのコンビニへ行った
化粧はせずともこの顔は成人済みに見えるらしい
前世とあまり変わらない顔は
少し面白みがない
どうせなら可愛い顔にでも
生まれてみたかった
コンビニへ入って
商品は見ずにレジへ向かう
「すみません、セッター1カートンありますか?」
バイトのお姉さんがそそくさと持ってきてくれる
会計を済ませて自動ドアに向かった
「あ」
あ?
声のする方に目をやると
今しがた出ようとしていた
既に開いてる自動ドアの先に
見知らぬ高校生が2人、こっちを見て突っ立っていた
制服を見ると
自分の通っている高校の生徒らしい
交友関係皆無な為
目の前の2人が同級生なのかどうかも
私には分からなかった
ちゃんと邪魔だから
退けて欲しいなぁ
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の! - 続きが気になります!更新楽しみにしてます…! (5月15日 0時) (レス) @page50 id: 12a63fcd20 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - すごく面白くて更新楽しみにしてます😆応援してます💪✨ (5月14日 20時) (レス) id: 8d8bcc3d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鮫のこ | 作成日時:2023年5月7日 0時