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総統様の手が離れるもまだ熱を帯びた顔は元に戻らない
gr「お前は私達に不満はないのか?存分にぶつけるがいい」
『いや、大丈夫です』
この空間に耐えられそうになく喧騒の中に戻ろうとすると後ろから鬱様に呼ばれる。ナイスタイミングだ
では失礼します、と一礼し鬱様の元に駆け寄る
『如何致しましたか?』
ut「Aちゃんあんま飲んでへんやろ。ほい、俺のオススメ。飲んでみてや」
甘くて美味しいで、と勧められたお酒はピンク色にキラキラ輝いて私を誘惑していた
幹部のお心遣いを無下に出来るはずもなく、お酒に手をつけると甘いながらも口当たりはよく、気づいたら飲み干していた
『美味しかったです。ありがとうございます』
ut「ふふ、良かったわ。Aちゃんお酒強いん?」
『いえ、普通くらいなので実は今少し酔ってます』
お恥ずかしいです、と笑うとほんのり鬱様の顔が赤くなった。鬱様も酔ったのだろうか
酔ってしまったので少し風に当たってきます。と席を立とうとすると背中に強い衝撃が走り頭をテーブルにぶつけてしまった
厄年だったっけ、なんて考えは痛みによりすぐにかき消される
『あだっ!』
c-n「ありゃ〜しゅいませむ!らいびょうぶでしか!」
ut「何言ってるかわからへんわ!ちょ、Aちゃん大丈夫か?すごい音したけど」
『だ、大丈夫です』
額をさすりながら後ろを振り返ると、真っ赤な顔でオロオロと心配するチーノ様の顔が目の前にあった
c-n「ほんっまごめんな、痛くなくなるおまじないしとくな」
片手で上を向かされ、さらりと前髪を避けられると軽いリップ音と共に額に熱を感じた
『え』
驚きのあまり目を見開くと、悪戯っ子のような笑顔が目に飛び込む
ut「てめぇチーノ!何しとんじゃボケ!!」
c-n「おまじないですって〜そんな怒らんで下さいよ」
まだ痛むようでしたらもう一度します?なんてウインクと共に言われるもいっぱいっぱいの私は首を振り、逃げるように窓際に向かった
c-n「ありゃ、逃げられてもうたわ
あんな赤い顔で、……あははっ可愛い人やなぁ」
グラスに入ったブドウジュースを飲み干し、次なる遊び相手の元へめんつゆを持って行った
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茶壺(プロフ) - 猫さんさん» 中々占ツクに来れてませんでしたのでレスが遅くなりまして大変申し訳ございません。リクエストありがとうございます。気長にお待ち下さいませ( ^ω^)b (2020年6月19日 22時) (レス) id: aad1a9e4ae (このIDを非表示/違反報告)
猫さん - リクエストなのですが...夢主ちゃんが拐われる的なのが見て見たいです。【消えた夢主】的な感じのは可能でしょうか?(題名はカッコつけただけなんて言えぬ...) (2020年6月14日 1時) (レス) id: f60675f3ea (このIDを非表示/違反報告)
茶壺(プロフ) - 紫龍@トニック割りさん» リクエストありがとうございます!承知しました!気長にお待ち下さい┏oペコ (2019年12月16日 10時) (レス) id: 4f339b0e22 (このIDを非表示/違反報告)
紫龍@トニック割り - あの…リクエストなんですが、「夢主ちゃんが食害に合う」みたいなお話って可能でしょうか? (2019年12月16日 0時) (レス) id: d104d608cb (このIDを非表示/違反報告)
茶壺(プロフ) - メラさん» やった〜〜!ありがとうございます!のんびり更新していくので気長にお付き合いください(^-^) (2019年12月5日 1時) (レス) id: aad1a9e4ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶壺 | 作成日時:2019年11月11日 14時