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『…テヒョン？』
静かに寝室に入ると
ベッドが人型に膨らんでいた
眠っているのかと思い
少しだけ毛布を捲ると…
『起きてたの？』
目をパッチリ開けたまま
テヒョンは横になっていた
「うん、ずっと…
ユンギヒョンは？」
『今さっき帰って行った
テヒョンにはまた今度会いに来るって
今はゆっくりしてろって』
「…そっか」
『…優しいお兄さんね？』
「っ、なんで知ってるの？」
『ユンギさんが話してくれた』
テヒョンはゆっくり体を起こして
私を見つめた
「話、全部聞いた？」
『うん。全部』
「僕のことどう思った？」
『少しビックリした
でも、それ以外は何も。
あなたを助けたい…より一層思ったわ』
「…Aっ、」
『ん？』
ゴソゴソっと布擦れの音がして
テヒョンは私に力強く抱きついた
「怖いんだ…すごく
このまま本当の自分を見失いそうで
でも今の自分は一人じゃ何もできない
臆病者で…一層のこと、ソクハンソンに
なれたらって…」
『っ、そんなことない！』
ユンギさんが言っていた
“「ソクハンソンは自分が二重人格者だと
言うことは知っているが、俺が教えたのは
ここ最近で、まだ完全受け入れてきれていない」”
“「でもテヒョンは…
自分が二重人格者だと言うことはもちろん。
別人格に怯えつつも、ちゃんと受け入れている」”
『テヒョンはテヒョンよ？
臆病なんかじゃない、今はまだ不安でも
きっと未来は輝いてるからっ』
「…Aは、向こう側の僕を知ってる？」
『向こう側って、ハンソンさんのこと？』
「うん…」
『…知ってるよ』
テヒョンは抱きしめていた体を更に密着させ
私の首筋に顔を埋めて呟いた
「怖いのは自分のことだけじゃない…
ユンギヒョンから前に聞いたんだ。
ハンソンは社会性はあるけど、欲深いって
ハンソンが、いや…向こう側の僕が
君を傷つけていないか不安なんだ」
『……っ、』
「何もされてないといいけど
もしもの時、僕は君を助けることが出来ない。
それどころか、人格は違えど僕自身が君を
傷つけることになるでしょ？」
私がハンソンさんに何をされたかなんて
口が裂けても言えない
言ったら彼は自分を責めてしまう…
『大丈夫よ？向こう側のあなたとも
仲良くやってる。それに、テヒョンはテヒョンでしょ？ハンソンさんがどんな人であっても
私はあなたを嫌わない』
私はそっと、彼の背中に腕を回した
絶対救ってみせるから…
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アヨン(プロフ) - 哀恋さん» 本当ですか！！ありがとうございます！とても嬉しいです☆これからもよろしくお願いします☆ (2018年4月21日 20時) (
レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 毎度嬉しいコメントありがとうございます！そうなんです笑 本当にここに来るまで時間がかかってしまいましたが、これからもよろしくお願いします☆ (2018年4月21日 20時) (レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
哀恋(プロフ) - この小説にドハマリしてしてしまった。読んでで入り込んでしまいます笑とても気になります。更新楽しみにしときますね！ (2018年4月21日 19時) (レス) id: bfa2c60ee1 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - そういう事だったんですね、、、更新楽しみに待っております^^ (2018年4月20日 22時) (レス) id: b305d9b979 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - テヒョン、花郎では、ハンソン (2018年4月14日 12時) (レス) id: 7b07a32b42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヨン
| 作成日時：2018年3月31日 17時
