▽ ページ12
.
『どうですか？』
「…僕ってこんな顔してたんだ」
カットし終えてスッキリした髪は
ヘアスプレーでふわっとするように仕上げた
新しいヘアスタイルを見て
テヒョンさんは不思議そうに髪を触っている
『そっちの方がお顔もよく見えるし
なんだか明るくなった気がします』
「うん、もう髪が目に入って痛くない
ありがとう、A
この髪気に入った！」
『ふふっ、どういたしまして笑』
テヒョンさんはさっきとは見違えるほどの
明るい表情で笑った
最近気づいたけど、テヒョンさんは
思いっきり笑うと口が四角くなる
「Aの仕事はなに？
毎日どんなことをしているの？」
『まさしく今のですよ、美容師
…毎日に髪を切ってあげてるんです』
「あ〜美容師！
それじゃあAに切ってもらった人は幸せだね」
『え？』
「だってA、切り方上手だし
その人に似合うようにしてもらえるから！」
『…あっはは笑』
「にひひっ笑」
驚いた
テヒョンさんがこんなに褒めてくれるとは
思っていなかったから
なんて言うかすごく…嬉しかった
「ねえAー！」
『はーい？』
夜になってテヒョンさんは
お風呂から上がるなり濡れた髪の毛のまま
私の元へ駆け寄ってきた
『髪の毛濡れたままじゃないですか！
どうしたんですか？』
「お風呂に入ったらさっきまで
フワフワってしてた髪の毛がペタンコに
なっちゃった」
『あーだってそりゃ、お風呂入ったから…笑』
「もうさっきみたいにならない？」
『明日またヘアスプレーすればできますよ？』
「ほんと？じゃあそれ毎日やってね！」
『はいはい笑』
慌ててやって来て何事かと思えばそんなこと
元通りになると知ればまた笑顔で髪を乾かしに
脱衣場に消えていって…
『ふふっ、変な人』
思わず笑みがこぼれるほど面白くて
愛嬌があるなぁなんて思った
クールなジョングクとは大違いだ
「A、」
『はい？』
私がテレビを見ていると
すぐ横にテヒョンさんは座る
「なんでもない
ただ、呼んでみただけ」
『なんですか？それw』
「わかんない笑」
座ってくる距離が近いから
時々ドキッとしてしまうこともある
でも…
「…、う〜ん、眠い」
『ベット行ってていいですよ？』
「ううん、Aがいないと眠れないから」
『また抱き枕ですか？』
「そう、それ…」
その無邪気さを見てると
本人は無意識なんだろうなと思わされる
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 653人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヨン(プロフ) - 哀恋さん» 本当ですか！！ありがとうございます！とても嬉しいです☆これからもよろしくお願いします☆ (2018年4月21日 20時) (
レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
アヨン(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 毎度嬉しいコメントありがとうございます！そうなんです笑 本当にここに来るまで時間がかかってしまいましたが、これからもよろしくお願いします☆ (2018年4月21日 20時) (レス) id: 5743db23eb (このIDを非表示/違反報告)
哀恋(プロフ) - この小説にドハマリしてしてしまった。読んでで入り込んでしまいます笑とても気になります。更新楽しみにしときますね！ (2018年4月21日 19時) (レス) id: bfa2c60ee1 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - そういう事だったんですね、、、更新楽しみに待っております^^ (2018年4月20日 22時) (レス) id: b305d9b979 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - テヒョン、花郎では、ハンソン (2018年4月14日 12時) (レス) id: 7b07a32b42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アヨン
| 作成日時：2018年3月31日 17時
