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宮舘side
次の日の静かな昼間
照はどこかに行っていたんだけど
なんだか荒々しく病室の扉を開けて帰ってくれば
自分のベッドにドサッと座った
そして枕をボスっと拳で強く叩く
宮舘「…?」
そんな照にビックリして思わず見つめていたけど
肩を震わせて俯く照…
またかすかに咳もしている
それからすぐにパタパタと走る音と
また病室の扉が開く音
亀梨「照…!」
亀梨先生が真剣な目つきで照を追いかけて入ってきた
どうやら、ついこの前の検査結果が少し悪くて
今週末の退院予定を伸ばされてしまい
それに納得のいかなかった照が走って
診察室からこっちに帰ってきちゃったって事らしい
照「何なの?…治ったと思ったらまたこんなんで
高校ぐらい普通に行けると思ってたし
将来の夢?とか持ってみたりしてるのに
何も上手く行かない…
ずっとこんな所に閉じ込められて、もう苦しいよっ
先生が悪いんじゃないの?
全然治してくんないじゃん…」
亀梨先生はその言葉を聞いて俯いた
亀梨「…ごめんな…」
そんな時亀梨先生のピッチが鳴り呼出され
病室を出て行ってしまう
先生は何か言いたげな切ない顔をしていた
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作者名:まめり | 作成日時:2023年10月26日 15時