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■ ページ34
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向井「ここで検査終わるのちゃんと待ってるから、な?せや、終わったらグミでも買って帰る?」
翔太「…買って帰る…」
まだまだムスッとしているもののグミにはちょっと惹かれて康二をチラッと見て答える
狭い検査台に寝かせられると
頭が動かないように固定され、
体も少し重いプレートのようなもので覆われる、
そして耳にはヘッドホンが付けられる
この覆われてしまっている感じが
ここから逃げられないようで怖い
ヘッドホンからは優しいオルゴールの音が流れているけれど、緊張で鳴る自分の心臓の音の方が大きくドクンドクンと聞こえてそれがまた気持ち悪い
そしてヘッドホンから
「それでは、はじめますね」
と検査技師さんの声が聞こえた
台が動く感覚があって
ふっと目を閉じる
狭いトンネルに入っていくような感覚…
目を開けたら、どれぐらい天井が近いんだろう?
なーんて考えてしまったらなんだか怖くなってきて目を開けることができなくて
改めてギュッと目をつぶる…
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作者名:まめり | 作成日時:2023年10月26日 15時