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次に気がついた時には頭が少しハッキリしていて自分が制服を脱がされパジャマを着ていた事に少しビックリする、
「あ、手紙…」
制服のズボンのポッケの中に入れたはずの北斗から貰った四つ折りのルーズリーフを探そうとベッドから立ち上がろうとしたんだけど、
「ッイタ…」
起き上がっただけで頭がガンガン痛かった
しばらくベッドに座った状態で頭を抱えて耐える
ガラガラっと病室のドアが開き
康二が顔を覗かせた
康二「っえ、しょっぴーあかんあかんっ」
慌てたように病室に入ってくる
康二「寝てなあかんよぉ?どしたん?」
優しく翔太をベッドに横にならせようとするが
首を振り寝ないで座ったままの翔太
翔太「制服…ポッケ…」
康二「んん?」
翔太「ポッケの…手紙取って…」
康二「ポッケになんかあるん?ちょ待ってなぁ」
康二は綺麗に整えられ吊るされている制服ブレザーのポッケを探る
康二「んー?なんもないで?」
翔太「ちがっ、スボンの方」
康二「おお、こっちな、ん、コレ?」
少しぐしゃぐしゃになった
ルーズリーフを手にする康二
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作者名:まめり | 作成日時:2023年10月26日 15時