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■ ページ26
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照「翔太？おろすよ？」
翔太「…」
照「あれ？ねぇ大丈夫そ？」
阿部「ん、大丈夫」
そっと背中から下ろすのを手伝う
くてんとベッドに転がる翔太
自分のベッドに横になると急に安心したのか
体がぐっと重くなった気がした
だいぶ熱も上がってしまっていたのか
頭がクラクラしてギュッと目を瞑ると
目を開けられなくなって
浅い息をしながら、なすがままに横たわるしか無い
阿部ちゃんと照の声がもやもやと聞こえるものの
苦しくて何を言っているのかを
理解する思考回路は停止していた
チクッと腕にかすかな痛みを感じて
頭を少し持ち上げられたかと思うと
口と鼻を覆う酸素マスクが付けられる
そしていつの間にか眠りに落ちる…
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作者名：まめり | 作成日時：2023年10月26日 15時
