Gelato_5 (ページ25)

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照「はい、到着〜」

翔太はくったりと車の座席に体を預けていた

照「病室戻ろ？」

助手席のドアを開け翔太を覗き込む照

翔太「ん」

ふらりと車から降りるものの足元がおぼつかない

おっと、と照が肩を支える

照「ちょ、危ないから」

すっと翔太の目の前に背中を向けて屈む

照が「はい乗って？病室まですぐだから、
車椅子取ってくるよりこっちのが早いでしょ？」

翔太は一瞬躊躇したものの歩く気力もなく照の背中に体を預ける

照は翔太を軽々と背負って歩き出す

ちょっと恥ずかしいな、なんて思っていたけれど照は正面玄関ではなく裏の救急入口から入ってくれた

きっと気を使ってくれたのかもしれない

照の背中はガッシリしていて落ち着く

阿部「おかえりぃ、大丈夫？」

照「ただいまー、
わるい阿部病室の扉開けてくれる？」

阿部「はいはーい」

ベッドにふわりと降ろされる翔太

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