Gelato_5 (ページ24)

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翔太「友達できた、俺と同じで、心臓の病気って子でその子もさ入院してて、あの学校来てるんだって」

照「へぇ、たまたま同じような子がいたんだね、色々話せたの？」

翔太「いや、ほぼ話せてない
そいつが俺が授業中軽く発作起きかけてるの気がついて教室の外出してくれて、薬とかも手伝ってくれて、助かった」

照「えぇ？そうなの？ちゃんと自分でもヤバくなる前に先生に言わなきゃダメだよ？」

翔太「んん、分かってるけど…」

照「でも良かったね、また会えるの楽しみじゃん」

翔太「うんっ」

それからまた景色を見つめる翔太

翔太「はぁ、また現実に戻っちゃうね」

照「現実…かぁ」

翔太「学校行くことが非現実ってなんだろね(笑)
友達と話したり、授業受けたり、校庭から聞こえる体育の声とか、チャイムとか全部非現実」

照「…分かるよ？一回考えちゃうとねぇ
なんか自分だけ何やってんだろって
思っちゃうんだよね…
でもさ高校生活まだあと2年あるから
今の非現実が現実になるかもよ？」

車っていう同じ方向を向いて進む狭い空間で話すといつもは話せないような事を素直にすんなり話せる気がした

そしてあっという間に病院の駐車場に着く

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