Gelato_5 (ページ22)

今日:57 hit、昨日:57 hit、合計:119,423 hit

■おむかえページ22

.

照「どした？寝ぼけちゃった？
ごめんね遅くなって」

翔太「いや、…ごめん…なさい」

照「ん？どしたの別に謝ることじゃないよ、
体調悪くなっちゃって
ちゃんと保健室来れて偉かったね」

ホントは昨晩から少し体調が悪かった事を隠していたから気まずくなって俯いてしまう

照はそんな翔太の態度を見てなんとなく察したような顔を一瞬見せたものの、優しくポンポンと翔太の頭に手を置いた

そして目線を合わせて優しくたずねる

照「学校少しは楽しめた？」

コクンと小さく頷く翔太

照「よしっ車までは歩けそう？」

また小さく頷く翔太

鞄を持ってくれて
ベッドから降りる翔太をそっと支える照

照「あ、お前大事なネクタイ忘れてるっ」

ベッドの布団の下に少し隠れていたネクタイをシュルっと回収してバッグに仕舞い込んでくれる

照「お世話になりました!また次も何かありましたら、よろしくお願い致します。」

照は京本先生に丁寧にお辞儀をする

京本「いえいえ、
あ、翔太くんこれ預かってたんだっ
はい北斗くんから」

ルーズリーフが四つ折りにされた手紙？を渡された

京本「授業終わってから
もう一回寄ってくれたんだけどさ
翔太くんよく寝てたから」

ニコっと爽やかな笑顔を向けられる

翔太「ありがと…ございました」

ペコリと頭を下げて貰った手紙は
ポッケにしまい、照と保健室を出る

.