Gelato_5 (ページ21)

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翔太「北斗…ありがとね、
あと、ごめん昼休み終わっちゃうよね」

北斗「あぁ全然良いよ、
どうせあと1限で終わりでしょ？」

なんてふっと優しく広角を上げて見つめてくれた

京本「翔太くん、岩本先生って方がお迎え来るって

4,50分後ぐらいには来れるかなって言ってたからお迎え来るまでここで寝てて？

北斗くんはそろそろ次の授業始まるから
教室帰んなぁ」

北斗「はーい、んじゃっ」

北斗はさらりと保健室を出て行った

それから静かな保健室で寝かせてもらう

京本先生はデスクで何かやっていて

俺は目を瞑るもののいつもと違う環境に
興奮していたのかなかなか寝付けなくて

窓の外から時々聞こえる
体育をしている音、声が新鮮だった

窓から時々入ってくる風も心地よくて、ここ高校だもんなぁと改めて青春の音を聞きながら目を瞑るといつの間にか眠っていたようで

岩本「翔太、翔太…？大丈夫？」

翔太「…んん？」

目を開けると見慣れた顔、
あれ？診察の時間…だっけ？俺寝ちゃってた？

…ん？ここいつもの病室じゃない…俺…

だんだん頭がハッキリしてくると思い出す

翔太「学校だ」

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