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保健室の扉が開く
京本「あれ？誰かいる？」
松村「あ、先生？」
ひょこっと顔を覗かせる
京本「ごめんね、ちょっと体育館呼ばれててさ、で、君たちはどしたの？何年何組ー？」
見ない顔だな、なんてぼそっとつぶやきながらも
落ち着いていてやんわりと話す優しげな先生
北斗「あの、俺たち通信組で、今日は、」
京本「あぁ今日登校日だ!
朝言ってた言ってた、ちょっと待ってよー」
なんて話しつつ何かファイルを手に取る先生
京本「んで？どしたの？体調悪い？
…からここいるのか」
とベッドサイドに体温計を持ってくる
翔太「さっき授業中ちょっと、あれだったけど…
今だいぶ治ったんで大丈夫かもです」
少し濁して話してしまう翔太
京本先生は体温計を翔太に渡す
京本「一応測ってみ？、名前は？」
翔太「渡辺…翔太」
京本は持っていたファイルを
パラパラめくりながら自分の椅子に座った
ピピッとなる体温計
翔太は自分で取り出し文字盤を見る、
37,9…やっぱ熱あるよね
北斗「大丈夫？」
北斗は翔太から体温計を預かり
京本先生の元へ持っていく
京本「あらら、大丈夫じゃないでしょぉ
早退だね今どこか痛いとかある？」
翔太「んー、ない…です」
京本「そっか、オッケー」
翔太「…あの、さっき20分前ぐらいに
発作の薬一回飲んだ…」
京本「ん、教えてくれてありがとね、了解、
…ちなみに君の名前は？」
一瞬京本先生の目線が鋭くなった気がしたけど
またふんわりと北斗に向けられる
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作者名：まめり | 作成日時：2023年10月26日 15時
