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■ ページ15
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何ヶ月かぶりのスクーリング日
教室にはザワザワと沢山人がいて、でも皆が皆
なーんか微妙な距離感で、そりゃぁ年に数回しか
会わないんだからこんなもんだよなって思う
それでもちらほら喋っていたりする子もいて、
ちょっと羨ましいなとぼーっと眺めていた
先生の話を聞いて
課題をやり学生らしい時間を過ごす
でもだんだんと胸に違和感が出てきて、
頭も重くなってくる…
やっぱダメかな
座りながら授業を受けつつ
時折Yシャツの胸元をぎゅっと押さえる翔太
Yシャツの胸元にはシワが寄る…
少しだけ呼吸も早くなってきていた
そんな俺のことをチラチラと見ている
視線を感じてはいたが
そんなの気にしていられないぐらいに
バクバクと言うことを聞かない体…
もう無理かもって机に突っ伏しそうになった時
北斗「先生、隣の子調子悪そうなんで
保健室連れてって良いですか？」
授業中のシンと静まって発言しにくい状況なのに
なんの躊躇もなく真っ直ぐな声が通った
先生「大丈夫か？ごめん、お願いして良い？」
北斗「はい、ちょっと行ってきます」
隣に座っていた高校生は翔太の鞄を抱えて
翔太を覗き込んで大丈夫？
と声をかけるとそっと肩を貸す
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作者名：まめり | 作成日時：2023年10月26日 15時
