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■秋になったね ページ11
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あのギラギラとした窓から眺めているだけでも暑そうだった夏が急に終わって
皆が今日は涼しいねって言うそんな10月
急に涼しいねなんて言われても
俺は相変わらずココにずっといるんだから
そんな季節の移ろいを実際に肌で自ら感じることなんてなかなか無いのに…と少しひねくれたくなる
でも何度もそんな会話があると気になって病室の窓を開けてみて空気が変わったのを予め知っているのに改めて感じたりする
窓からは少しヒヤッとした冷たい空気が
サラッと入ってくる
「ホントだ」
むわっと湿度が高かくて
生ぬるい夏のあの空気感とは全く変わって
急にヒヤッとしていたから分かっていたのに
少しビックリする
そんな空気を吸い込むと乾燥していたからか
喉にうっすら違和感が生まれて
嫌な感覚があったかと思うとすぐに
コンコンと乾いた咳が出てくる
乾燥してるなってこんな咳で感じさせられる
どうしても季節の変わり目には弱い
最近はそれなりに調子が良かったのに
この季節の変わり目を感じてしまって
一気に崩れていく予感…
というか毎回の恒例行事みたいに起こるこの不調、
分かりきった自分の体の変わらなさに嫌になる
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作者名：まめり | 作成日時：2023年10月26日 15時
