Gelato_2 (ページ39)

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翔太「ねぇ俺が抱っこしちゃって平気なの？」

丸山「んー
しょっぴーにも抱っこして欲しかったんよ、
我が子」

翔太「ん？」

丸山「僕の、息子です!」

翔太「え？」

ふっと赤ちゃんの足元を見ると
丸山ベビーというバンドが付いていた

翔太「えーーえ？
丸ちゃんのこども？え、え？」

丸山「そう!昨日奥さんが頑張って産んでくれた
誕生ほやほやの我が子!ほら目元似てるやろ？」

なんてぱちくりアピールする丸ちゃん

看護師「丸山先生、
もうお子さんにデレデレですね」

丸山「そらそうやろぉ我が子可愛過ぎるわ
いや、みーんな可愛いんやけどね、
やっぱね、なぁ？」

翔太はそんなやりとりにふはっと笑う

ずっと抱っこしてるのも怖くて
赤ちゃんを丸山先生に返す

ほっぺをやさしくツンと触ってみるふわふわだ

小さな手元に翔太の指を持っていけば
ギュッと想像よりも力強く握ってくれる

生まれたばかりの小さな小さな命

まだまだとても小さくて軽いけれど
しっかりと生きている重さを感じる

丸山「4日間は赤ちゃんここにいるから
また抱っこしにいつでも来てなぁ」

翔太「いいのっ？」

目をキラキラさせて嬉しそうな翔太

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