今日:30 hit、昨日:64 hit、合計:153,967 hit
小｜中｜大
■つらい ページ29
.
少し強い薬を入れての治療が始まった
何種類かの薬を点滴で入れる
1度投薬したら1週間、間を開けてまた投薬
そんな事を4回しなくてはいけない
岩本「体調は大丈夫そうだね」
翔太「うーん」
浮かない顔の翔太
岩本「まずはこのお薬飲んで、
そしたら点滴はじめるね」
副作用を抑える薬をはじめに飲む
水の入ったコップを見つめて
なかなか薬を飲もうとしない
翔太「はぁ
これ飲まなきゃいけないぐらい辛いの？」
岩本「人それぞれだかけどね。
副作用酷くならないように
飲んどいた方が安心でしょ？」
納得したのかしてないのかゴクッと薬を流し込む
翔太「ん、飲んだ」
岩本「おっけー、じゃ針刺すね」
少し体が強張っているがじっと大人しくしている
点滴を刺されるのと反対の手元を見つめ
口をムッと結んで怖さに耐えているようだった
点滴を刺した瞬間ふぅとため息を吐く翔太
少し体の力が抜けた
点滴がずれないようにテープで固定される腕
岩本「じゃぁお薬入れてくよ？
気持ち悪くなったりしたら
すぐ呼んでいいからね？」
コクンと不安げな表情の翔太が頷く
でも数分してもずっとナースコールはならず
照が部屋を覗きに来る
岩本「翔太ー？大丈夫？」
翔太「うん、案外平気かも」
心配してたけどぽやっと少し眠そうに
点滴の落ちる所を眺めているのか
ぼーっとしている翔太がいた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 481人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめり | 作成日時：2023年7月15日 13時
