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病院のタクシー降り場に帰ってきてしまった
中に入ったら
普通の高校生でいられる自分が終わってしまう
すぐに中に入る気になれず外のベンチに座った
またこの壁の内側に戻らないといけないのか…
今日一日、気をはっていたからか
一気に疲れを思い出す
普段ほぼ病室で過ごし少しでも疲れたら寝てしまう
そんな生活をしているのに
今日は朝からハードだったもんなぁなんて頭で思いながら
流石に帰らないとと思い急に立ち上がってしまった
グラッと目眩に襲われ
持っていたバッグがドサッと落ちた
そして胸が締め付けられ、痛みに立てなくなる
グッと目を瞑り奥歯を噛み締め
痛みを逃そうと必死になっていると
誰かが来てくれたようで肩を支えられる
もう目を開ける事が出来ずに
強く痛む左胸のワイシャツを
ただギュッと握り締めていた
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作者名：まめり | 作成日時：2023年7月15日 13時
