Gelato

■お手本 ページ33

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心電図検査の日


佐久間が入院中の4歳なりたての女の子
ゆきちゃんを抱っこして現れた


佐久間「翔太ー、行くよー!」


翔太「はーい。あれ？この子も一緒？」


佐久間「そう！
ほら、お兄ちゃんと一緒に行くよ〜
こんにちはって」


ゆき「…」


恥ずかしいのか警戒してるのか
佐久間にしがみついて真顔


翔太「こんにちはっ、やばっかわいいー
なんか俺凄い警戒されてる？お名前は？」



ゆき「…ゆきちゃん…
おにぃしゃん、おなまえは？」



翔太「おお、名前言えるんだ
偉いねぇ俺は、しょうたです。」


ゆき「しょうくんっていうのかぁ、おりるぅ」


まだまだたどたどしいお喋りが可愛い
そして急にスイッチが入ったのか
歩くと言い出した


佐久間「歩くの？ちゃんとお手手繋いでよ？」


ゆきちゃんを真ん中に皆で手を繋いで検査室へ


ゆき「ねぇねぇ、どこいくのぉ？」


佐久間「さっきお話したでしょぉ
お腹にペッタンしてゆきちゃん元気かなぁ？
って診てもらおうね
痛いことはなーんにもしないからね」


ゆき「うーん、何するのぉ？」


4歳さんとの会話はなんだか噛み合ってるのか噛み合ってないのか分からないけど
何回も同じ事を聞かれても優しく答えている佐久間を尊敬する




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