◇20 ページ20
昨日と同じ岩に軽く流星さんが登る。
あたしはそんな流星さんを見ながら昨日を思い出していた。
今日、ぐっすり眠れたのがあたしが居たからだとしたら…ここでだって一緒に居たのに。
それでもここでは魘された。
海が、近いからかな。
『おいでや』
岩の上で両手を広げた流星さんが待っている。
柔らかい表情を浮かべながら。
呪われているという海に自ら近づくのはなぜだろう。
ここにいる意味は…分からないって言ってたっけ。
『A』
「あ…何?」
『お前は俺と同じや』
「どういう意味?」
『そのうち分かる』
登ろうとしないあたしを見計らって流星さんは岩から降りた。
潮風が、二人の間を通り抜ける。
『あかんかもな』
「へ?」
その後呟いた言葉は波にかき消され何も耳には届かなかった。
150人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有香(プロフ) - いえいえ、こんな私のメッセージで頑張れそうって言っていただいて嬉しいです!カジャリアさんのペースで更新頑張ってください! (2018年8月4日 19時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます(*_*) 正直めちゃめちゃ悩んでる中の無理矢理更新なのですが、有香さんのコメントで頑張れそうです! (2018年8月4日 19時) (レス) id: 94c6d0cc26 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 主人公、元の世界に帰らないでほしいっ(><)と思いながら見てます!続き楽しみにしてます! (2018年8月4日 13時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - わたりゅかみさん» ほんまか…ありがとう(TT) 休みの日しか更新できひんけど頑張るっ!! (2018年6月16日 13時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
わたりゅかみ(プロフ) - やっぱあなたの話大好きよ(´*−∀−)まじで最高(´*−∀−) (2018年6月16日 12時) (レス) id: 3457007a65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カジャリア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時:2018年6月16日 11時