鬼舞辻無惨の妹２ (ページ7)

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伍拾肆　違う世界ページ7

無一郎サイド

『ばれちゃったね。私は上弦の零であった鬼よ。無惨のことが許せないから鬼殺隊に入った。あの男本当に許せない！いくら兄でも。』

怒りの感情を露わにするA。

その感情は嘘だとは思えない。

この鬼は鬼殺隊側ってこと？

『血鬼術参ノ霞霞散の飛沫』

Aは僕に向かって血鬼術をかけてきた。

なにこれAと上弦の壱に近づけない。

黒「上弦の零・・・あのお方が言っていた鬼・・・。」

『霞の呼吸(血鬼術) 肆ノ型移流斬り』

呼吸を血鬼術で強化しているのがわかる。

普段の時よりAの技の速さが増している。

首を狙ったみたいだけど少しかすっただけで避けられている。

黒「実に良き技だ・・・気を抜けば・・・斬られていた・・・。」

黒「月の呼吸弍ノ型珠華ノ弄月」
『月の呼吸弍ノ型珠華ノ弄月』

上弦の壱と同じ技でもAの方が威力がある。

Aがいなかったら、もう死んでいたよ。

黒「月の呼吸伍ノ型月魄災禍」

凄い。振りなしで型を出している。

月の満ち欠けのように大きさが変わる月の刃。

あの攻撃は不可避だと思う。

『血鬼術伍ノ霞霞雲の海』

月の刃が吸収されていた。

『さすが厳勝。強いね。』

この鬼のことをよう知っていたような口調。

前にあったことでもあるのかな。

黒「月の呼吸参ノ型厭忌月・つがり」
『月の呼吸伍ノ型月魄災禍』

Aと上弦の壱の技がぶつかり合う。

上弦の壱の刀が折れた。

でも上弦の壱は刀をすぐに再生してしまった。

黒「月の呼吸漆ノ型厄鏡・月映え」

刀身が伸びたせいで凄い広範囲の技になった。

『血鬼術弍ノ霞八重霞』

でもAには攻撃がほとんど当たっていない。

凄いなあ。

まるで違う世界を見ているみたい。