鬼舞辻無惨の妹２ (ページ29)

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漆拾陸　霞柱邸での手合わせページ29

炭治郎が今日から霞柱邸に行くと鎹鴉から聞いたので無一郎に会いに行くことにした。

今日は擬態せずに柱として手合わせすることにした。

ふろふき大根を持ってね。

さすがに推しの好物は覚えてるからね。

他の柱やかまぼこ隊の好物は全員は覚えてないけど。

『無一郎、きたよ。』

無一郎が笑顔でこっちにやってくる。やばい。やばい。可愛いんだけど。

無「Aやっと来てくれたんだ。ちょうど休憩させてるところだから手合わせしない？」

『いいよ。』

推しの頼みはことわれないからね。

それに私も手合わせするために来たようなもんだし。

無「霞の呼吸弍ノ型八重霞」

無一郎も強くなっていってるな。
『霞の呼吸陸ノ型月の霞消』

技を使って受け流した。

私が本気を出すと勝負は簡単に決まってしまうため本気は出さない。

どちらかというと防御を優先させる。

しばらく無一郎が攻撃し、私が防御するのが続いた。

無「霞の呼吸漆ノ型朧」

この技は私も使っているけど無一郎が編み出しただけあってなかなか避けるのが大変なんだよね。

あと少しで木刀を首に当てられそうになったところでギリギリ回避した。

『霞の呼吸捌ノ型朧月』

この技は血鬼術だと相手を拘束する技なんだけど型として出すと少し違う。

四方八方からの広範囲の斬撃で相手の動きを抑えてその間に一撃を入れる技。

私はこの技を使い無一郎の首に木刀を当てた。

無「やっぱりAは強いなあ。捌ノ型教えてよ。」

その後しばらく霞柱邸に滞在して無一郎に捌ノ型を教えていた。

無一郎はまだ他の技に比べて少し威力が劣るけれどできるようになったよ。

炭治郎も次の柱の許可が出たようで私はまた擬態をして恋柱邸に向かった。